
作業服を選ぶときには、どのような素材が使われているかを知ることがポイントです。
素材によって、快適性や耐久性が大きく異なるため、作業環境や用途に合ったものを選ぶことが大切になります。
この記事では、作業服に使われる代表的な素材の特徴や、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説。
どのような環境に適しているかもご紹介します。
これから作業服の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
作業服に使われる主な素材とは?

作業服には、さまざまな素材が使われています。
素材ごとに特徴や性能が異なるため、作業服を選ぶ際には、その目的や環境に合った素材を選ぶことが重要です。
ただ、作業服に使用されている素材について、そんなに詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
素材の知識がなくても目的に合った作業服を選ぶことは可能ですが、素材についての理解があれば、より自分に合ったアイテムを見つけやすくなります。
これから作業服を購入する予定の方は、主に使用されている素材について知識を深め、職場に最適なアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。
作業服の素材としてよく使われているのがこちらです。
- 綿(コットン)
- ポリエステル
- ナイロン
- 綿やポリエステルの混紡素材 など
各素材にはそれぞれ特徴やメリット、デメリットがあり、想定される作業服の用途に合わせて使用されています。
作業服に使われる素材の特徴
作業服に使われている素材には、さまざまな種類があり、それぞれに独自の特徴があります。
どの素材が一番優れているというわけではなく、それぞれの特徴を活かして、多彩な作業服が展開されています。
ここからは、作業服に使用されている主な素材の特徴や、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
作業服の素材選びの参考に、ぜひご覧ください。
綿(コットン)

綿(コットン)は、綿花の種子から採取される天然素材で、作業服をはじめ幅広い衣類に使われています。
柔らかくて肌触りが良いのはもちろん、吸水性や吸湿性に優れ、快適な着用感を提供してくれるのが特徴です。
綿(コットン)の特徴
- 柔らかく肌触りが良い
- 吸水性・吸湿性に優れ、汗をかきやすい季節でも快適
- 静電気が発生しにくい
- 丈夫な繊維で、繰り返し洗濯が可能
- 熱に強く、高温を伴う現場での使用に適している
綿(コットン)のメリット
綿素材は、着心地の良さが際立ちます。
肌触りが良いため、長時間着用してもストレスを感じにくく、吸水性や吸湿性が高いので、汗をかいても蒸れにくく快適です。
また、静電気が発生しにくいため、冬のパチパチ感などの不快感を軽減します。
耐久性が高く、頻繁な洗濯にも対応できるため、清潔に保ちやすい点もメリットのひとつです。
さらに、火や熱に強い特性を持っているため、高温環境での作業にも適しています。
綿(コットン)のデメリット
一方で、綿素材にはいくつかのデメリットもあります。
縮みやすいため、乾燥機を使用すると形が崩れる恐れがあります。
また、シワになりやすいので、洗濯後にはしっかりと形を整えてケアする手間が必要です。
さらに、乾きにくい性質があるため、自然乾燥に時間がかかる場合があります。
綿(コットン)の活用ポイント
綿素材の作業服は、肌への優しさや火を扱う現場での使いやすさを重視する場面に最適です。
高温環境や静電気対策が必要な職場で使用することで、快適性と安全性を向上させられます。
また、洗濯後のケアを工夫し、縮みやシワを防ぐことで、綿素材ならではの快適さを長く維持できます。
綿の特性を活かしながら、適切なメンテナンスを行うことで、作業服としての性能を最大限に引き出せるでしょう。
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ポリエステル

ポリエステルとは、石油などを原料に合成された化学繊維で、軽量かつ丈夫な特性を持つ人工素材です。
衣類全般に広く使われており、作業服でもその耐久性や扱いやすさから高いシェアを誇ります。
ポリエステルは繊維の形状や加工方法により、さまざまな用途に適した性能を発揮します。
ポリエステルの特徴
- 型崩れしにくく、長期間の着用に適している
- 軽量で動きやすい
- 速乾性が高く、汗をかきやすい環境でも快適
- 湿気やカビ、虫の影響を受けにくい
- 繊維が丈夫で摩耗や引き裂きに強い
ポリエステルのメリット
ポリエステルは型崩れが起きにくく、洗濯や乾燥後もシワになりにくいのが特徴です。
このため、日常的に使用する作業服や衣類としてメンテナンスが簡単で便利です。
また、湿気やカビに強い性質を持ち、長期間保管しても状態を維持しやすい点も魅力です。
ポリエステルのデメリット
一方で、ポリエステルは吸水性が低く、蒸れやすい環境では快適性に欠けることがあります。
作業服でポリエステル素材を選ぶ場合は、吸汗速乾性のあるものを選ぶと、暑い環境でも快適に着こなすことができるかもしれません。
また、静電気が発生しやすく、火に弱いという性質があります。
このため、火を扱う現場や高温になる作業環境では適していません。
さらに、皮脂や汚れが繊維に付着しやすく、においが残る場合がある点も注意が必要です。
ポリエステルを活用するポイント
ポリエステルはその軽さや耐久性から、動きの多い作業や日常的な使用に適しています。
ただし、高温や火の影響がある現場では別の素材との組み合わせや代替品を検討するのが望ましいでしょう。
また、速乾性を活かしたインナーなどにも適しているため、作業環境や用途に応じて選ぶことがポイントです。
このように、ポリエステルは特性を理解して活用すれば、快適さと耐久性を兼ね備えた優れた素材です。
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ナイロン

ナイロンとは、石油を原料とする化学繊維の1つで、1930年代に世界で初めて開発された合成繊維です。
軽量かつ強度の高さから、現在でも多くの製品で使用されています。
ナイロンの特徴
- 強度が高く、耐久性が優れている:繊維が非常に丈夫で、長時間の使用にも適している。
- 弾力性があり、摩耗に強い:手袋やベルト、リュックなど摩擦が多い製品にも利用されている。
- 速乾性があり、型崩れしにくい:水分を弾きやすく、洗濯後も乾きやすい。
- 軽量で着用時の負担が少ない:持ち運びや長時間の作業時に快適さを提供。
- 湿気、カビ、虫に強い:保管が簡単でトラブルが少ない。
- 水を通しにくい:防水性が高いため、雨具やアウトドア用アイテムに適している。
ナイロンのメリット
ナイロンの大きな利点は、耐久性と摩耗への強さです。
そのため、リュックやアウトドア用品、手袋など、過酷な使用環境に耐えられるアイテムでよく使われます。
また、軽量性や速乾性により、動きやすさやお手入れのしやすさが求められる作業服やスポーツウェアにも最適です。
さらに、カビや湿気に強い特性を持つため、保管時のトラブルも少なく済みます。
ナイロンのデメリット
ナイロンは熱に弱いという点が注意すべきポイントです。
高温下で溶けやすいため、火を扱う現場や高温環境では不向きです。
また、吸湿性が低く、汗を吸いにくいため、直接肌に触れるインナーとしては快適性に欠ける場合があります。
さらに、油汚れが付きやすいという点も使用時には考慮が必要です。
ナイロン素材を活用するポイント
ナイロンは、耐久性や軽さを活かした作業服として、外での作業や摩擦が多い現場で重宝されます。
また、速乾性や防水性を活かし、雨具や防寒着、アウトドアウェアとしても活躍します。
ただし、火を扱う現場や吸湿性が求められる場面では、他の素材を併用するのがおすすめです。
ナイロンに関する記事はこちら
混紡素材

混紡素材とは、複数の繊維を組み合わせて作られる素材で、それぞれの良さを引き出しながら欠点を補い合うのが特徴です。
例えば、綿(コットン)のやわらかさとポリエステルの耐久性を組み合わせた作業服は、快適さと実用性を両立したアイテムとして多くの現場で選ばれています。
混紡素材の種類とその特徴
混紡素材は組み合わせる繊維の割合によって性能が変わります。
それぞれの特徴を知ることで、用途に合った作業服を選びやすくなります。
ポリエステル65%・綿35%(T/C)
- 特徴:ポリエステルと綿のバランスが良く、作業服の「黄金比率」と言われる素材です。T/Cと呼ばれることも。
- メリット:耐久性と柔らかさ、さらに速乾性を兼ね備えた汎用性の高い混紡素材。
- 適した用途:多くの現場で使用できる万能型。
ポリエステル90%・綿10%(裏綿)
- 特徴:裏地に綿素材を使っていることから「裏綿」と表現されることがあります。
- メリット:見た目の光沢感と裏面の柔らかい着心地が両立。
- 適した用途:見た目も重視したい作業や接客シーン。
T/C素材(生地)について
ポリエステルと綿の混紡素材は、T/C素材(生地)と呼ばれています。
作業服にはポリエステル65%・綿35%のものが多いですが、混率の違うT/C表記の生地も多くあるため、混率を重視して選ぶ際は注意が必要です。
▶T/C素材の作業服はこちら
ポリウレタン混紡素材
- 特徴:ストレッチ性や独自の質感を持たせるために、ポリウレタンを加えた素材です。
- メリット:
フィット感が高く、動きやすく、防風性や耐衝撃性を兼ね備えた高機能素材。
特殊なコーティングでレザー風の質感も表現可能。 - 注意点:水や紫外線、熱に弱く、高温多湿の環境では劣化しやすい。
- 適した用途:動きの多い現場や、防風性が必要な屋外作業。
ポリウレタンに関する記事はこちら
混紡素材の魅力とは?
混紡素材は、1つの素材では実現できない性能を持つのが大きなポイントです。
例えば、T/C素材は作業服の定番として快適さと耐久性をバランス良く実現。
一方で、ポリウレタン混紡素材は、ストレッチ性を重視する現場で活躍します。
これらの特徴を活かすことで、作業服の選択肢を広げられるでしょう。
注意したいポイント
混紡素材を選ぶ際は、作業環境や求められる性能をよく考えて選びましょう。
また、ポリウレタン混紡素材は劣化を防ぐための適切なケアが必要です。
そのほかの素材や生地にも注目
作業服には、ここで紹介した素材以外にもさまざまなものが使われています。
たとえば、下記のような素材や生地があります。
- 麻:通気性が良く、夏用作業服に多く使用される素材。
- ギャバジン:防水加工を施した綿素材の生地で、雨や湿気の多い現場に対応。
- アセテート:絹のような光沢感を持つ合成繊維で、軽くしなやかな着心地が特徴。
作業服選びの際には、商品の素材や生地の情報を確認し、その特徴を理解することが大切です。
素材ごとの特性を把握すれば、職場や用途にぴったりの作業服を選ぶ際に役立つでしょう。
この機会にぜひチェックしてみてください!
まとめ
作業服に使われる素材には、それぞれ異なる特徴があります。
作業環境や用途に合った素材を選ぶことで、快適さだけでなく作業効率もアップすることが期待できます。
この記事でご紹介した素材の特徴やメリット・デメリットを参考に、あなたの職場にぴったりな作業服を見つけてみてはいかがでしょうか?
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ぜひこの機会に、気になる商品の詳細をチェックしてみてくださいね。
この記事を監修してくれたユニフォーム博士
![]() | 岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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