静電気に強い作業服の選び方！おすすめ商品を紹介！

静電気は作業現場で予期せぬトラブルを引き起こす可能性があります。
特に電子機器を扱う職場や、火花が問題となる環境では、静電気対策は欠かせないポイントです。
そのため、静電気に強い作業服を導入してしっかりと対策をおこなうことが重要です。
この記事では、静電気対策に優れた作業服の選び方や、おすすめの商品をご紹介します。
安全で快適な作業環境を目指すために、ぜひ参考にしてみてください。

静電気に強い作業服の特徴とは？

静電気に強い作業服とは、正確には「静電気の発生を抑える機能がある作業服」を指します。
そのためには、作業服に制電機能や、帯電防止機能が備わっていることが重要です。
ここからは、静電気を抑える作業服の特徴について詳しく解説していきます。

帯電防止繊維を使った作業服

静電気に強い作業服は、帯電防止繊維を使用して作られたものです。
特に導電糸を含む帯電防止繊維を使用した作業服は、作業中に発生する静電気を効率的に抑え、事故のリスクを軽減します。
静電気は、電子機器の故障や火花による発火の原因となる場合があります。
そのため、火花が問題になる環境や精密機器を扱う職場では、帯電防止機能を持つ作業服を選ぶことが安全対策として欠かせません。

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静電気に強い作業服の規格について

静電気に強い作業服には、「JIS規格」や「IEC規格」といった基準を満たしたものが多く見られます。

JIS規格（JIS T8118）

JIS規格とは、生地に帯電防止織編物を使用した作業服を規定するものです。
JIS規格は「JIS T8118」とも呼ばれ、認定されるには「基準の試験により1点あたりの帯電電荷量が0.6μC以下」という性能基準を満たす必要があります。

その他、「裏地なし帯電防止服の生地は、すべて帯電防止織編物」「帯電防止織編物以外の生地を使用する際には、帯電防止服の表面・裏面露出面積のそれぞれ20％の面積を超えないこと」などの構造的な条件を満たすことも求められます。

防寒服やジャンパーなどの中面入りの作業服の場合には、表地と裏地にも帯電防止織編物を使い、裏地生地（ボア）は原則使用していないものが該当します。
こちらも帯電防止織編物以外の生地を使う場合には、帯電防止服の表面・裏面露出面積のそれぞれ20％の面積を超えないことが条件です。

金属製のボタンやファスナーの使用も不可能ですが、やむをえない場合には着用時に金属部分が、直接外部に露出しない形にしなければなりません。

JIS T8118についての記事はこちら

JIS T8118とは

IEC規格

IEC規格とは、国際的な標準規格として電子・電気技術分野で使用されている規格です。
IEC規格では、JIS規格よりさらに厳格な基準で定められた高制電アイテムを認定しています。
「IEC 61340-5-1」とも呼ばれます。

IECでは静電気放電を抑制させるために、着用するユニフォームに関して「衣服のすべての部分は電気的に連続であること」「衣服の表面抵抗値は1.0×10の12乗（Ω）であること」と制定しました。
IEC対応ユニフォームは、衣服表面に導電性繊維をグリッド状に入れることで、衣服の通電性を良くし、製造物に対する静電気の影響を軽減させます。
精密機械を取り扱う現場で着用する作業服は、このIEC規格をクリアしたものが求められます。

IEC規格についての記事はこちら

IEC規格とは

静電気に強い作業服を選ぶ際は、JIS規格やIEC規格をクリアしているかをチェックすることが1つのポイントです。

静電気への対策が必要になる職場環境

静電気への対策が必要な作業現場について、下記があげられます。

電子機器や化学製品を扱う現場
火災の危険性がある現場
チリやホコリが発生しやすい現場

静電気による事故のリスクや作業への影響が心配される現場では、帯電防止機能が備わった作業服を着用することが重要です。
さらに、乾燥しやすい秋冬のシーズンには、不快な静電気を軽減するために、帯電防止繊維を使用した作業服を選ぶ方も増えています。
静電気に強い作業服は、安全性だけでなく、快適な着用感をサポートする点でも役立ちます。

静電気に強い作業服の選び方

静電気に強い作業服を選ぶときは、基本的な選び方を知っておくことが大切です。
ここからは、静電気対策に適した作業服を選ぶためのポイントを詳しく解説していきます。

制電レベルで選ぶ

左：帯電防止作業服（73400）・中央：JIS規格の作業服（8116）右：IEC規格の作業服（80400）

JIS規格やIEC規格を基準に選ぶことで、静電気対策が求められる現場でも適切な作業服を導入できます。
たとえば、JIS規格（JIS T8118）に適合した作業服は、ガソリンスタンドや塗料を扱う塗装現場、化学薬品を取り扱う工場など、静電気の放電が引火や爆発につながるリスクが高い環境でよく使用されています。

一方、IEC規格（IEC 61340-5-1）に対応した作業服は、精密機器や電子部品を製造する工場、半導体の製造ライン、電子機器の組み立て現場など、静電気による製品の破損や誤動作を防ぐことが求められる作業環境で採用されることが多いです。

現場で発生しうる具体的なリスクに応じて適した作業服を選ぶことで、より安全で効率的な作業環境を整えることができます。

機能で選ぶ

制電レベルにプラスして、作業服の機能を考慮して選ぶこともおすすめです。
ストレッチ性が高い作業服なら、動きやすく長時間着用しても快適に過ごすことができます。
火気を扱う現場や、夏の屋外で使用するなら、通気性が良く、接触冷感などの機能がある涼しい作業服を選ぶなど、制電や帯電防止以外の機能にも注目して選んでみましょう。

デザインを重視して選ぶ

静電気に強い作業服でも、デザイン性に優れたアイテムはたくさんあります。
毎日着るものだからこそ、デザインにこだわることで働くときのモチベーションアップにも繋がります。
かっこいいスタイリッシュなデザインから、おしゃれなカジュアルデザインまで、様々な作業服メーカーがあるので、自分らしいスタイルを探してみましょう。

かっこいい作業服に関する記事はこちら

かっこいい作業服はどこで買う？選び方とおすすめショップを徹底解説！

静電気に強い作業服のおすすめ5選

[秋冬用]バートルストレッチツイル長袖ジャケット(03-9071R)

▼おすすめポイント

製品制電JIS T8118適合の作業服
半永久的なストレッチ性で動きやすい
反射材が付いているため夜間の作業でも安全
コーポレートカラーに合わせられる6種類のカラーバリエーション
ブルー、グリーンはツートンカラーのデザインでかっこいい
男女兼用、SSサイズから5Lサイズまで対応
SS・Sサイズはレディースシルエット対応

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▶【春夏用はこちら】[春夏用]バートルストレッチ制電ジャケット(03-9091)

[秋冬用]TS DESIGN製品制電アクティブ長袖ジャケット(08-8116)

▼おすすめポイント

製品制電JIS T8118適合の作業服
スポーティでおしゃれなデザイン
ストレッチ性があり動きやすい
裏綿ツイル素材で着心地が良い
ビビッドカラーを含む6種類のカラーバリエーション
男女兼用、SSサイズから6Lサイズまで対応
SS・Sサイズはレディースシルエット対応

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▶【春夏用はこちら】[春夏用]TS DESIGN・AIR ACTIVEロングスリーブジャケット(08-8106)

[秋冬用]長袖エコストレッチブルゾン[男女兼用](09-952200)

▼おすすめポイント

配色切り替えがおしゃれなデザイン
名入れ加工がしやすい
付属ボタンやファスナーが表に出ないスクラッチガード仕様
環境に優しい再生ポリエステル糸を採用
製品制電 JIS T8118適合
ツートンの配色がおしゃれな6色のカラーバリエーション
男女兼用、SSサイズから8Lサイズまで対応
大きいサイズをお探しの方にもおすすめ

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[秋冬用]エコ高制電長袖ブルゾン[IEC規格適合][男女兼用](01-80400)

▼おすすめポイント

高制電（IEC 613405-1）規格適合
清浄度クラス1000で低発塵性を実現
生地の裁ち目を隠し、縫い目から糸くずが出るのを防ぐために縫製を工夫
ベーシックなシルエットでシーンを選ばないデザイン
男女兼用、SSサイズから5Lサイズまで対応
シリーズ商品には女性用作業ズボンや、スモック、帽子なども

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▶【春夏用はこちら】[春夏用]エコ高制電長袖ブルゾン[IEC規格適合][男女兼用](01-84400)

[通年]バートルトリコット長袖ワークシャツ(03-705)

▼おすすめポイント

製品制電 JIS T8118適合の作業服
ポロシャツのように着こなせるワークシャツ
高いストレッチ性で動きやすい
汗がベタつかない吸汗速乾機能付き
胸のファスナーポケットは汗をかいても水分が浸透しない防水仕様
消臭テープで汗のにおいも抑える
日本製トリコット素材
5種類のカラーバリエーション展開
男女兼用、SSサイズから5Lサイズまで対応
SS・Sサイズはレディースシルエット対応

▶[通年]バートルトリコット長袖ワークシャツ(03-705)をもっと詳しく見る
▶【半袖はこちら】[春夏用]バートルトリコット半袖シャツ(03-707)

静電気に強い作業服を選ぶときのポイント

静電気対策を徹底するなら、作業服だけでなく靴や帽子にも静電気防止機能が備わったアイテムを選ぶのがおすすめです。
作業服の制電機能だけでは、足元や髪の毛から発生する静電気を完全に防ぐことは難しい場合もあります。

例えば、髪をしっかりカバーする制電キャップや、足元を保護しながら静電気を防止する制電安全スニーカーなどを取り入れると、対策がより万全になります。
静電気のリスクを抑え、安全で快適な作業環境を整えていきましょう。

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まとめ

作業現場によっては、静電気対策が欠かせない場合もあります。
静電気が原因で作業が止まってしまったり、災害リスクを引き起こしたりする環境では、JIS規格やIEC規格をクリアした作業服の着用がおすすめです。
こちらの記事でご紹介した静電気に強い作業服を参考に、気になるアイテムをいくつかチェックしてみてください。

「ワークユニフォーム」では、静電気に強い帯電防止作業服をはじめ、制電防止の作業キャップやスニーカー、ツナギなど幅広い商品を取り揃えています。
この機会にぜひご覧いただき、安全で快適な作業環境づくりにお役立てください。

この記事を監修してくれたユニフォーム博士

	岩田百志（いわたもとし）ユニフォームを販売して20年。豊富な商品知識から、商品の特徴（素材・デザイン・機能面）を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。経験から得たユニフォームの基礎知識や販売のノウハウに至るまで、ユニフォームの魅力を日々伝えている。