
うだるような夏の暑さの中での草刈り作業。汗だくになりながらの作業は体力を奪い、熱中症のリスクも高まります。そんな過酷な環境で注目されているのが空調服(ファン付き作業服)です。
近年、連日の猛暑で空調服は急速に普及していますが、実際に草刈りのような過酷な現場でどれほどの効果があるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、空調服のリアルな実力を検証すべく、スタッフが実際に真夏の草刈り作業に挑戦!
さらに、リアルな体験を通してわかった草刈りで安全・快適に使うための空調服の選び方まで、徹底的に解説します。
猛暑の草刈りは危険と隣り合わせ!空調服はなぜ有効なのか?
夏の草刈り作業は、強い日差しや地面からの照り返しに加え、草刈り機自体のエンジン熱も相まって、体感温度が非常に高くなる過酷な環境です。
年々、夏の過酷さが増していくなかで、従来のこまめな水分補給や休憩だけでは、体温の上昇に追いつかず、気づかぬうちに熱中症などの深刻な事態に陥る危険性があります。
こうした状況で有効なのが、人が汗で体温を下げる、体そのものが持つ力を最大限に活用する空調服です。
空調服は、ファンが作り出す気流で常に汗を蒸発させ続けることで、体力の消耗を効果的に抑制します。
これにより、熱中症につながる体への負担を根本から減らすことができるのです。
【重要】草刈りで失敗しない空調服選び 3つのポイント
空調服の涼しさを最大限に引き出し、安全に草刈り作業を行うためには、どんな空調服でもよいというわけではありません。
特に草刈りで使う場合は、快適さと安全性を両立させるために、押さえておくべき重要なポイントが3つあります。
ポイント1:草刈り機への巻き込みを防ぐ安全性
最も注意すべきは、衣服のファンや裾が草刈り機の回転部に巻き込まれる事故です。
体にフィットしないダボっとした空調服は、機械に接触しやすく非常に危険です。
体にジャストフィットするサイズを選び、袖口や裾がゴムやマジックテープでしっかりと絞れるタイプを選びましょう。
特に、腕周りの動かしやすさと巻き込み防止を優先するなら、袖のないベストタイプがおすすめです。
また、ファンにフィルターを装着できるモデルを選ぶと、草や埃の吸い込みを防ぎ、より安全で快適です。
▼空調服のフィルターについてはこちら
ポイント2:小石や枝から身を守る素材の耐久性
草刈り作業では、刈刃が跳ね上げた小石や、木の枝との接触は避けられません。
薄すぎる生地では、すぐに破れてしまう可能性があります。
軽量なポリエステルもよいですが、草刈りで使うなら、より丈夫な綿や、綿とポリエステルの混紡素材が安心です。これらの素材は耐久性が高く、万が一、火の粉に触れても穴が開きにくい特徴があります。
ポイント3:長袖・半袖・ベスト|形状ごとのメリット・デメリット
空調服の形状は、それぞれに長所と短所があります。
ご自身の作業環境や、何を優先したいかに合わせて最適な形を選びましょう。
長袖タイプ
メリット:腕まで涼しいのはもちろん、日焼けや虫刺され、植物によるかぶれから腕全体をしっかりガードできます。
デメリット:袖が枝などに引っかかる可能性があり、腕周りが少し窮屈に感じる場合があります。
半袖タイプ
メリット:長袖よりも腕が動かしやすく、涼しさと日焼け防止のバランスが取れたタイプです。
デメリット:肘から先は無防備になるため、アームカバーなどを併用する工夫が必要です。
ベストタイプ
メリット:最も腕が動かしやすく、草刈り機への巻き込みリスクが低いため、安全性と作業効率を重視する方に最適です。
デメリット:腕部分の涼しさは得られず、日焼けや虫刺され対策が別途必要になります。
検証に使用する空調服はこちら!
今回、検証に使う空調服は、こちらの「Z-DRAGON ベスト空調服 74070」です。
草刈り作業では、刈払機を操作するために腕を大きく動かす必要があります。
その点、袖がないベスト型は、腕周りの可動域を確保し、作業の邪魔になりません。
刈った草が袖に絡まるリスクも少なく、安全かつスムーズに作業を進められる点も、ベスト型が草刈りに推奨される理由です。
今回は、ベストタイプの空調服の中でも特にデザイン性が高く、スタイリッシュに着こなせる、Z-DRAGONの空調服を用意しました
カモフラ柄がとってもおしゃれな1着。
普段遣いにもおすすめな、当店イチオシのベスト空調服です!

袖口がゴムになっているので、中の空気を漏らさずに、服の中にしっかりと閉じ込めることができるようになっています。
空調服は、服の中で空気を閉じ込め、風を循環させることが涼しさのポイント。
インナーには、吸汗速乾性の高いコンプレッションがおすすめです。
ファンの風で汗を蒸発させて、その気化熱によって涼しさを感じさせてくれる空調服と、汗をすぐに吸収して外に発散するコンプレッションは、一緒に使うことでより効果的に涼しさを感じることができます。
Z-DRAGON ベスト空調服セット商品番号:01-74070SET
Z-DRAGON コンプレッションインナー商品番号:01-75124
【検証レビュー】炎天下の草刈りで空調服を使ってみた

8月某日、快晴、気温35℃。
空調服の涼しさを検証するには、絶好の?コンディションの中、現在は空きスペースになっている場所を草刈りしていきます!
※着用サイズ:169センチ、60kg、Lサイズを着用

結構な範囲に、大量の雑草が生い茂っていますが、真夏の炎天下にこれだけの草刈りをしようと思うと、相当な体力が必要です。
しっかりと暑さ対策、熱中症対策をしなければ、無事に作業を終えることはまず不可能。
今回も、作業中はしっかりと水分を摂りながら、休憩もちゃんと入れつつ行います。
いくら空調服を着ているからといって、絶対に無理は禁物です…!
空調服の膨らみは風が循環している証拠

空調服のファンが回りだすと、このように外気が服の中に取り入れられ、服が膨らみます。
この膨らみが、服の中で風がしっかりと循環している証拠です。
従来の空調服は、この膨らみがもっと極端で、見た目のシルエットがかなり不格好に見えてしまっていたのですが、かっこよさを重視したZ-DRAGONのベスト空調服は、この膨らみを極力抑えたすっきりシルエットになっています。
▶自重堂(Z-DRAGON)の空調服をもっと見るならこちら
風の排出量を調節する

服の中を循環した風は首元から排出されます。
汗をかきやすい首回りに風が当たりとても快適です。
この風は、首元の調節ヒモで、空気の抜ける量を調節することができる他、ジッパーの開け締めでも調整可能です。
ジッパーを一番上まで締め切ったほうが、風がしっかりと循環させることができます。

ジッパーを軽く開けた状態にすると首元から勢いよく風が排出され、首や顔にあたって気持ちが良いです。
首元からの排出される風で、髪の毛がなびいているのが分かりますね。
ちなみに、ファンの風量は4段階に調節可能です。
汗をかくことで、濡れた部分が冷やされ、さらに涼しく感じることができます。
空調服は炎天下での草刈りでも動きやすい?

腕の動きが袖に邪魔されることなく、スムーズに作業することができます。
さすがベストタイプの空調服、動きやすさ抜群ですね。
草刈り作業がはかどります。
これなら、農作業などにもぴったりですね。
奥に写っている2人のスタッフは、今回、空調服がどれくらい涼しいのかを検証するため、最初は空調服なしで作業をしてもらいました。
ただ、さすがに2人も限界のようなので、空調服をバトンタッチしてあげます。


このとき、スタッフがもともと着用していたのは綿のTシャツ。
綿は吸汗性の高い素材ですが、速乾性が悪く、コンプレッションのように汗をどんどん発散させることができません。
さらに、ピタッと密着して着ることができるコンプレッションに対して、Tシャツはある程度ゆったりと着るものですので、その点でも効率的に気化熱を感じることができないのでしょう。
やはり、空調服を着用する際には、中に着るインナー選びがとても重要ということですね。
何度も言いますが、空調服のインナーにおすすめなのはコンプレッションです!
▶夏におすすめのコンプレッションインナーはこちら
空調服を更に涼しく着る組み合わせ

ちなみに今回、もう1人のスタッフは、アイスベストを着用しての作業でした。
アイスベストとは、脇と背中に保冷剤を入れておくことができるポケットが付いた、非常に伸縮性の高いベストです。
熱がこもりやすい脇や背中を、ピンポイントで冷やしてくれるすぐれものです。
太い動脈がある脇の下を冷やすことは、熱中症対策にとても有効と言われています。
このアイスベストは、フィット感が非常に良く、激しく動いても保冷剤がズレたりすることが無く安心です。
※着用サイズ:170センチ、70kg、フリーサイズを着用

アイスベストを着用したまま、その上から空調服を着てもらいます。
インナーは、もちろんコンプレッションです。

スタッフ曰く、保冷剤が当たっている背中と脇に空調服の風が当たると、そこがさらに冷やされて、ものすごく気持ちいいとのこと。
コンプレッションとアイスベストだけでもかなり快適だったようですが、この日はあまり風がなかったので、空調服を着ることで気化熱の効果が一気に高まったのでしょう。
保冷剤を当てた部分の気化熱の効果は、それは絶大です。

コンプレッション+アイスベスト+空調服。
最強の組み合わせを装備したスタッフは、これまでとは見違える動きっぷりでした笑。
アイスベストを使用する際の注意点
アイスベストには、専用の保冷剤「アイスパック」が付属しています(両脇に1個づつと背中に2個、計4個)。
表面を特殊な断熱シートでカバーしているアイスパックは、通常の保冷剤に比べ冷たさが長持ちします。
実際にこのような真夏の炎天下で使用しても、2時間くらいは冷たさをキープしていました。
恐らく、普通の保冷剤なら30分ともたないでしょうから、それを考えれば驚異的な保冷力です。
使用環境により異なりますが、アイスベストを使って1日中快適に作業したい場合は、予備のアイスパックをもう1セット分用意しておくと安心でしょう。
※記事内でご紹介しているモデルは旧バージョンのブラックモデルになります
バートルからも登場!フリーザーベスト
人気空調服メーカーのバートルからも、フリーザーベストが販売されています。
アイスベストと比較してアイスパックは3つと少ないのですが、その分軽量化されているのが魅力です。
アイスベストと空調服を併用すると、どうしても重さが気になるため、動きやすさを重視する方にはおすすめです!
また、エアークラフトをすでに使用している方で、「せっかくなら同じバートルで組み合わせたい!」という同一ブランド志向の方もぜひチェックしてみてくださいね。
炎天下の草刈り 感想は?

今回、真夏の炎天下の中、草刈りをしたスタッフ3人は、あらためて空調服の快適さを知ることとなりました。
特に、空調服の中に着るインナーの大切さ。
コンプレッションを着て風を浴びるとスースーとしてとても気持ちいいですが、空調服を着るとあの涼しさがずっと続く感じです。
エアコンが効かない屋内作業や、屋外でも風がほとんど無い状況で、空調服は暑さ対策にすごく効果的であると言って良いでしょう。
ただし、フィット感がなく速乾性も低いインナーを中に着てしまうと、効率的に気化熱による涼しさが得られず、空調服を活かしきることはできません。
また、屋外でそれなりに風が吹いているような場合や、空調服の風量よりも外の風のほうが強い場合も、空調服の効果をあまり感じることはできないということが分かりました。
つまり、空調服を脱いでコンプレッション1枚になったほうが、たくさん風を浴びる事ができるので、そちらの方が涼しいという訳です。
ポイントは、コンプレッションにいかに風を当てられるか、ということですね。
そして、今回分かったのが、コンプレッションもさることながら、アイスベストと空調服の組み合わせの涼しさ、快適さです。
ピンポイントで体を冷やしてくれるアイスベストは、非常に優れた暑さ対策アイテムですが、空調服とセットで使用することでさらにその効果を発揮するということが分かりました。
この猛暑の中、約2時間ずっと動き続けていても安全に作業できたことが、何よりの証拠です。
予備のアイスパックがもう1セット分あれば、更にあともう2時間くらいは草刈りできたでしょう(実際にやってと言われたら、ちょっと考えますが…笑)。
皆さんも、『コンプレッション+アイスベスト+空調服』この組み合わせ。
ぜひ参考にして、暑い季節を乗り切って下さいね!
ご紹介したアイテムはこちら
※記事内でご紹介しているモデルは旧バージョンのブラックモデルになります
全国的に猛暑予想がある夏に向けて、暑さ対策、熱中症対策は万全でしょうか?
ワークユニフォームでは、今話題の『空調服』を豊富に取り揃えております!
明日お届け可能な「即日出荷対象商品」も多数用意しています。

サイズ、数に限りがありますので、ぜひお早めにお買い求めくださいね!
\最新空調服®・エアークラフト発売中!/

まとめ
今回の検証を通して、空調服は夏の草刈り作業における必需品と呼べる存在だと実感しました。
空調服は、暑い日の屋外作業での体力の消耗を抑え、熱中症のリスクから身を守るのに役立ちます。
その効果を最大限に発揮するには、今回の記事でご紹介しましたように、安全性や耐久性を考慮した選び方が大切です。
ぜひ、ご自身にぴったりの一着を見つけて、過酷な夏の草刈りを安全に乗り切ってください。
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この記事を監修してくれたユニフォーム博士
![]() | 岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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今回は体を張って、皆さんの疑問を解消します!夏の草刈りが少しでも快適になるヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!