空調服について

空調服が誕生した背景

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『空調服』は、服の背面に装着した小型ファンで外気を取り入れ、
体の表面に大量の風を流すことにより、汗を気化させて、
涼しく快適に過ごすことができるという高機能ウェアです。

『空調服』を開発したのは、ソニーで様々なプロダクト開発を手がけた、
株式会社空調服の創設者、市ヶ谷弘司氏(ムービーで工場長役を演じている方です)。

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市ヶ谷氏がソニー時代、東南アジアの工場に訪れた際に、
クーラーのない環境で作業する人たちを見たことが、
『空調服』開発のきっかけになっています。

「部屋全体は無理でも、一人ひとりの身体を冷やすことはできるのではないだろうか?」

そんな逆転の発想から、『空調服』は生まれました。

涼しさの秘密

なぜ、涼しくなるのでしょうか?

人間には脳を制御装置とする理想的なクーラー、生理クーラーが備わっています。
皮膚や体が温度センサー、そして汗腺がマイクロクーラーの役割を担い、
高温になると脳の指令によって汗腺から必要量の汗が出され、
その汗の気化熱で体温をコントロールする機能です。

しかし、人間は服を着ているので、空気が中にこもってしまい、
生理クーラーが上手く機能しません

そこで、ファンによって風を服の内側に送り込み、取り込まれた空気を
服と体の間を平行に流すことで、その過程でかいた汗を気化させ、
生理クーラーが効いている状態を作りだす。
これが『空調服』のシステムなのです。

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出典:株式会社空調服 http:/ /www.9229.co.jp/

空調服を導入するメリット

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空調服を使用することにより、作業効率が上がり、結果的に大きな利益改善が図られます。

人間は暑い所での作業や、重労働をおこなう場合、連続して同じ作業を続けることはできません。
一定時間毎に充分な休息をとり、その間に身体を冷やさなければならないのです。

作業内容をカバーするのに十分な、空調能力のある空調服を着用することにより、
連続作業が可能となります。

例えば、30分作業し、30分休憩しなければならないような作業現場に、
空調服を導入することにより、連続して作業ができるようになり、
作業効率を2倍に上げることが可能になるというデータも取得できています。

また、使用するエネルギーもエアコンなどに比べて格段に少なく、
夏場の電力消費を抑えることができるので、
地球の温暖化の対策としても有効であると考えられます。

空調服を一日10時間着用した場合1ヶ月の電気代(充電式ニッケル水素 乾電池を用いた場合)は、500キロカロリータイプでは、約20円となります。

地球にも懐にも優しい未来の作業服に、是非一度袖を通してみてください!