夏の工事現場や建設現場など、外で働く方々が気をつけなければならないのが熱中症です。
顔のほてりやめまい、立ちくらみなど、比較的軽い症状のものから始まり、それが重症化すると筋肉のけいれん、吐き気、時には死に至ることもあります。
今回は作業服のプロがおすすめする熱中症対策グッズをご提案!
今の作業着や制服にプラスするだけで対策ができるので、ぜひチェックしてみてください。
涼しさを感じる3つのポイント
暑くなってくると、着るものをできるだけ減らしたい、と考えるのが一般的ですよね。
しかし時と場合によって、着る枚数よりも重要なことがあります。
それが、夏の作業現場で働くひとたちが涼しさを感じるための重要な3つのポイントです。
レイヤリング
1つ目のポイントは、レイヤリング(重ね着)です。
なるべく薄着にしたいのに、いきなり重ね着なんて!と思われるかもしれませんが、
暑くてたくさん汗をかく季節こそ、レイヤリングが重要になってきます。
このレイヤリングは、過酷な環境下で体温調節が求められる登山家の方たちの間では、すでに当たり前となっている考え方なんです。
吸湿性・速乾性
2つ目のポイントは、吸湿性・速乾性です。これは、1つ目のポイントのレイヤリングとも関係します。
夏の暑い時期、より涼しさを感じるためには、
一番下に着る服である肌着(インナー)の吸湿性・速乾性が、非常に重要。
肌に直接触れる肌着は、汗をよく吸って、しかもそれをすぐに発散してくれる、
吸湿性と速乾性に優れた素材であることが理想なんです。
(吸湿性は、吸汗性や吸水性とも呼ばれていることもあります)
通気性
最後3つ目のポイントは、通気性です。
肌着(インナー)で吸収した汗を外に発散させ、効果的に体温を下げるためには、その上に着る服の通気性が重要。
通気性が悪いと、せっかく発散させようとしても熱がこもってしまうからです。
肌着や上着は、その役割に応じた素材選びをすることが大切になってきます。
夏の外仕事・工事現場におすすめの熱中症対策グッズ
アイスベスト・フリーザーベスト
アイスベストやフリーザーベストは、メッシュ素材でできたストレッチ性のあるベストに、背中・脇の下部分にポケットがあります。そこに保冷剤を入れることができるようになっている特殊なベスト。
これを着用することで、保冷剤が直接的に体の熱を冷ましてくれる画期的な熱中症対策グッズなんです。
保冷剤の保冷時間に限界はありますが、冷たい保冷剤による冷却効果は抜群。
予備の保冷剤を準備すれば1日使えてしまう、近年人気急上昇中のアイテムです。
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アイトスのアイスベストはメッシュ素材で通気性がよく、ストレッチ性もあるため体にもしっかりフィットするのでおすすめです!
【熱中症対策】夏におすすめのアイスベスト・フリーザーベスト
ファン付き作業着(空調服®・エアークラフト)
空調服®やエアークラフトなどのファン付き作業着は、服についた小型のファンで外気を取り込み、服の中に風を送り込むことで汗を蒸発させ、その気化熱によって身体を涼しくさせるアイテムです。
専用のバッテリーで動作するため、工場現場や外仕事などのエアコンの使用できないような環境でも快適に作業することができます。
空調服®やエアークラフトなどはその効果の大きさからここ数年で一気に市場に広まり、近年は夏本番を前に完売してしまう商品が続出するほどの過熱ぶり。
大量の風で汗を一気に蒸発させてくれるファン付き作業着のインナーには、コンプレッションがおすすめです。
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空調服+コンプレッションという組み合わせは熱中症対策に有効です!猛暑の夏にはぜひともお試しください。涼しく快適で、仕事の効率もアップすること間違いなしです!
【熱中症対策】夏におすすめの空調服®・エアークラフト
身につける作業服やアイテムに限って言えば、空調服は熱中症対策の大本命と言っても過言ではありません。確実に空調服を手に入れるために、今すぐチェックされることを強くおすすめします!!
コンプレッションウェア(コンプレッションインナー)
夏の作業着のインナーとしてぜひ取り入れてほしいのは、吸湿性・速乾性に優れたコンプレッションインナーです。
コンプレッションは汗をかいてもすぐに吸収して乾いてくれます。
このとき、汗の水分が蒸発する気化熱を利用して体を冷やしてくれているんです。
【関連記事】コンプレッションって本当に必要!? 気になる効果や機能をしらべてみた!
夏の作業着のインナーには、着たときにひんやり感じる接触冷感タイプや、抗菌、消臭の機能があるコンプレッションインナーが特におすすめですよ!
【熱中症対策】夏におすすめのコンプレッションシャツ
コンプレッションパンツ
コンプレッションには、もちろんパンツタイプもラインナップされています。
定番のロングタイツ以外にも、下着としても使えるハーフパンツタイプや、おしゃれな7分丈タイプなども人気です。
作業ズボンの下にコンプレッションパンツを着用することで、ズボンが張り付く不快感を軽減し、気化熱によって涼しい効果が得られます。
最近ではハーフパンツやショートパンツ丈の作業ズボンとコーデイネートすることも人気ですね。
真夏の工事現場の作業着の下にこそ、インナーとして上下コンプレッションを着用するのがおすすめです。
【熱中症対策】夏におすすめのコンプレッションパンツ
アームカバー
アームカバーは、二の腕から手首までだけに付けられるコンプレッションです。
機能的にはコンプレッションウェアと同じですが、簡単に着脱できるのがポイント。
コンプレッションは体にぴたっとフィットするので、長袖を腕まくりしようとしてもなかなか難しいですよね。
でもアームカバーであれば、半袖と長袖の切り替えがスムーズにできます。
【関連記事】アームカバーの効果的なつけ方は、◯◯とセットが基本!?
アームカバーは、半袖のポロシャツやTシャツと合わせたり、半袖のコンプレッションと合わせて付けるのが夏のおすすめコーデイネートです!日焼けしたくないけど半袖が着たい…という方はぜひチェックしてみてください。
【熱中症対策】夏におすすめのアームカバー
ヘルメットインナー
ヘルメットインナーは、ヘルメットの中にかぶる薄いインナーキャップのことです。
吸湿性や速乾性に優れたコンプレッション素材のものが主流で、いわば『頭にかぶるコンプレッション』。
ヘルメットの中が汗で蒸れるのを解消してくれるヘルメットインナーは、夏にその効果を発揮してくれます。
お値段も手頃なので、ヘルメットが必須の工事現場では必ず身につけたいアイテムです。
ヘルメットインナーに接触冷感や抗菌・消臭などの機能が付いたものが夏の工事現場におすすめです。
これら3つのポイントを意識して作業服や身に付けるアイテムを選ぶと、より効果的に涼しさを感じることができ、熱中症対策に有効です。