
夏場の過酷な作業環境を快適にしてくれる「空調服」で、特に重要なのがバッテリーの持ち時間です。
途中で電池切れになってしまえば、せっかくの快適さも台無しになるでしょう。
そこでこの記事では、空調服バッテリーの持ち時間に関する基本情報から、主要メーカーの比較、長持ちさせるコツまで徹底解説します。
なお、「空調服」は株式会社空調服の登録商標です。
本記事では、広く一般的に認知されている呼び名として「空調服」という言葉を使用しています。
空調服のバッテリー持ち時間の重要性

空調服のバッテリー持ち時間は、仕事を効率よく進めるために重要な要素です。
しかし、持ち時間を重視しない場合、具体的にどんなデメリットがあるかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、ここからは空調服のバッテリー持ち時間の重要性について、詳しく解説していきます。
仕事効率とバッテリー持ち時間の関係
空調服のバッテリーが長持ちするかどうかは、現場での作業効率に直結します。
バッテリーの持ち時間が短いと、作業の途中でファンが停止してしまい、快適さが損なわれて業務効率が低下する原因になります。
また、頻繁な充電や交換が必要になると手間も増え、作業者のストレスにもなりかねません。
逆に、長時間使えるモデルなら、バッテリー切れで何度も充電や交換をする手間が省ける分、作業に集中できる時間も増えるため、仕事の効率が上昇します。
熱中症対策としての安定稼働の重要性
空調服は体温の上昇を防ぐため熱中症対策にも有効ですが、バッテリーが切れるとファンが止まり、その効果もストップしてしまいます。
特に、夏場の屋外や高温作業現場では、ファンが動かなくなることで熱中症のリスクが高まります。
そのため、安定して長時間動作する空調服は、作業者の安全を守るうえでも欠かせない存在なのです。
長時間稼働する空調服のおすすめバッテリー
空調服を着て長時間快適に作業するためには、長持ちするバッテリーを選ぶことが必要不可欠です。
8時間以上稼働するものを選べば、1日の業務中にバッテリー切れを起こすことは少ないでしょう。
ここからは、長時間稼働するおすすめのバッテリーを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
バートル AC09 エアークラフト専用24Vバッテリー(03-AC09)

▼おすすめポイント
- 2025年最新モデル
- 最大24Vのハイスペックバッテリー
- 約4時間の急速充電
- 旧モデルより機能性を上げつつ軽量化も実現
- 毎秒105リットルのパワフルな風量
- 差し込みジャックを減らして故障リスク低減
- カラーは3種から選択可能
ボルト数 | 稼働時間 |
24V | 1時間(24V) + 約5時間(18V) (平均68リットル/秒) |
18V | 2時間(18V) + 約6時間 (平均68リットル/秒) |
13V | 約11時間 |
8V | 約30時間 |
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昨年モデルとの比較記事はこちら
空調服® 18Vバッテリー(02-BT23211)

▼おすすめポイント
- 瞬間的に涼しくなる18Vターボモード
- 9段階のバッテリー残量表示機能付き
- 赤色LEDで屋外の視認性良好
- 343gの軽量バッテリー
- ワンタッチボタンで簡単捜査
- 落下防止ヒモ付き
ボルト数 | 稼働時間 |
18Vターボモード | 5.1時間 (最大106リットル/秒) |
15V | 1.5(15V)時間 + 3.9時間(10V) (最大90リットル/秒) |
10V連続モード | 8.4時間 (最大62リットル/秒) |
10Vゆらぎモード | 11.2時間 (最大50~62リットル/秒) |
6V | 24時間以上 (最大39リットル/秒) |
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空調服バッテリーの持ち時間を延ばすための3つの方法

空調服バッテリーの持ち時間を延ばすためには、ただ使うだけでなく細かな工夫が重要です。
ここからは、バッテリーの持ち時間を延ばすための方法を3つ紹介します。
負担の少ない方法なので、ぜひ参考にして実践してみてくださいね。
バッテリーの充電方法と使用頻度の最適化
リチウムイオンバッテリーは、充電の仕方や使用頻度によって寿命や持続時間が大きく左右されます。
バッテリーは満充電・満放電を繰り返すと劣化が進みやすくなるため、7~8割の充電で使用し、頻繁にフル放電しないことが理想的です。
加えて、毎日使うよりも、適度な間隔での使用のほうが寿命が延びる場合もあります。
使用後はなるべく早めに充電をおこない、残量0の状態で長期間放置しないようにしましょう。
風量設定の見直しで稼働時間を調整
涼しさを感じにくいと、つい風量を一番強いモードで使いがちですが、気温や風通しの良さによっては中~弱設定でも十分な効果があります。
実際に、設定を一段階落とすだけで稼働時間が数時間延びることも。
長時間作業する日は、環境に応じてこまめに風量を調整するのがポイントです。
サブバッテリーや予備バッテリーの活用
長時間の連続作業が必要な場合は、サブバッテリーや予備バッテリーを持参することで、途中での充電トラブルを回避できます。
最近はモバイルバッテリーに対応した空調服もあり、出先でも簡単に給電可能です。
空調服のバッテリー寿命を延ばすメンテナンス術
日頃からバッテリーのメンテナンスを欠かさなければ、バッテリー寿命は大きく変わる可能性があります。
ここからは、バッテリー寿命を延ばす具体的なメンテナンス術を紹介していきます。
劣化を防ぐための保管方法と温度管理
バッテリーの寿命を保つには、使用していない時の保管状態が重要です。
高温・多湿な場所に放置すると、バッテリー内部が劣化しやすくなります。
使用しない時期は涼しく乾燥した場所で保管し、直射日光は避けましょう。
保管の際は、防湿剤などを活用するとより効果的です。
長期保管時の注意点
冬場など長期間使用しないときは、50%程度の残量で保管するのが理想です。
バッテリーは完全放電またはフル充電で長期間保管すると、内部に負担がかかって寿命が縮む可能性があります。
そのため、月に1回程度の充電確認を行い、できるだけ劣化を防ぎましょう。
バッテリーの長期保管に関する記事はこちら
バッテリー交換時期と適切な交換バッテリーの選び方

どれだけバッテリーのメンテナンスを行っていても、必ず寿命はやってきます。
快適に空調服を使い続けるためには、適切に寿命を見極めて交換することが重要です。
ここからは、バッテリーの交換時期と適切な交換バッテリーの選び方について解説します。
交換時期の見極め方と注意点
空調服バッテリーの寿命は平均2~3年と言われており、寿命に近づくと徐々にバッテリーの性能が低下し始めます。
例えば持ち時間が極端に短くなったり、フル充電してもすぐに切れたりしてしまう場合は交換のサインです。
交換しないまま放置すると、急なバッテリー切れで作業に支障が出る恐れもあるため、早めに判断しましょう。
純正バッテリーと互換バッテリーの違い
バッテリーを交換する場合は、純正バッテリーと互換バッテリーの2つの選択肢があります。
純正バッテリーは価格がやや高めですが、互換性や安全性が保証されており、安心して使える点が魅力です。
一方、互換バッテリーは低価格で入手できる反面、製品によっては性能にばらつきがあるたったり、安全性に問題がある場合も報告されていますので、デメリットもきちんと考慮しましょう。
まとめ
空調服を快適に活用するためには、バッテリーの持ち時間や寿命に関する正しい知識が欠かせません。
作業環境や使い方に合ったバッテリーを選び、適切な管理とメンテナンスを行うことで、より安全で効率的な作業が可能になります。
ぜひ本記事で紹介したバッテリーの使い方やメンテナンス方法を参考に、自分にぴったりのバッテリーを見つけてください。
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この記事を監修してくれたユニフォーム博士
![]() | 岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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