【生地のプロに聞く】シワになりにくい素材・なりやすい素材

仕事着などの制服やユニフォームは毎日着用するもの。
洗濯も毎日おこなう方も多いと思いますが、シワになりやすい生地ってアイロンがけが億劫ですよね。
今回はユニフォームネクスト株式会社の生地のプロ・北潟先生に、シワに関する疑問に答えてもらいました!

シワになりにくい素材とは?

ニットがシワになりにくい
ニットがシワになりにくいと断言する北潟先生
商品名にニットがあればシワになりにくい素材
商品名にニットがあればシワになりにくい素材

ズバリ、ニット素材です!
編み物であるニットは織物よりもシワになりにくく、商品名に「ニット」と書いてあればシワ対策OKのサインです。

さらに、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、糸の製造過程で何度もひねって延伸されるため、キックバック力が高くシワになりにくい性質を持っています。
ポリエステル製のニットは最強の組み合わせと言えるでしょう。

シワになりやすい素材とは?

天然繊維はシワになりやすい
天然繊維はシワになりやすい
天然繊維でもウールは比較的シワになりにくい
天然繊維でもウールは比較的シワになりにくい

綿や麻などの天然繊維は、キックバック力が弱いためシワになりやすいです。
ただし、天然繊維の中でもウールは比較的シワになりにくいので覚えておきましょう。

洗濯でシワを防ぐ4つのポイント

洗濯でシワを防ぐ方法
洗濯でシワを防ぐ方法

天然繊維である綿素材は、肌に優しく着心地が良いこともあり、好んで着用する方も多いと思います。
できるだけシワになることを防ぐため、洗濯する際にひと工夫しましょう。
次のポイントに気をつけることで、シワの発生を大幅に軽減できます。

  1. 洗濯ネットを使う: 服を丸めずに洗濯ネットへ。
  2. 詰め込みすぎない: 洗濯機にパンパンに詰め込むのはNG。
  3. 脱水は短めに: 長時間脱水するとシワがつきやすいです。
  4. すぐに干す: 脱水が終わったら速やかにハンガーへ。

アイロンなしでシワを取る3ステップ

シワをアイロンを使わずに取る方法
シワをアイロンを使わずに取る方法

衣替えした直後など、どうしてもシワになってしまった服を着用したいときがありますよね。
そんなとき、アイロンがなくても大丈夫!
この3ステップでシワを軽減することができます。

  1. シワ部分を濡らす: 霧吹き、またはお湯がおすすめ。
  2. 手で伸ばす: 濡らした部分を優しく伸ばしましょう。
  3. ドライヤーで乾かす: 熱でシワを軽減!

ノーアイロン素材という選択肢も

ノーアイロンの商品
ノーアイロンの商品

シワを防ぐ工夫や、アイロンを使わずにシワを取る方法を紹介してきました。
ですが、日々の生活の中でシワを気にして洗濯やお手入れするのも大変ですよね。
もっと簡単な方法でシワを防ぎたい方は、「ノーアイロン」素材の服を選んでみましょう。
メーカーの工夫によりアイロンなしでもシワになりにくい生地が開発されています。
事務服や白衣などに多く使われているのでチェックしてみてください。

ノーアイロン素材のおすすめアイテムはこちら

長袖ブラウス[制菌/低刺激](34-RB4166)長袖ブラウス[制菌/低刺激](34-RB4166)
商品番号:34-RB4166
商品ページを見る
長袖ブラウス[ニット/ノーアイロン/吸汗速乾](22-AR1411)長袖ブラウス[ニット/ノーアイロン/吸汗速乾](22-AR1411)
商品番号:22-AR1411
商品ページを見る



\シワになりにくい事務服はこちら/

シワになりにくい事務服特集
シワになりにくい事務服特集

動画はこちら

この記事の動画はこちらからご覧いただけます。

まとめ

シワの有無は清潔感に直結します。
素材選びと洗濯方法を工夫して、シワのない服を着て快適な毎日を送りましょう!
ポリエステルのニット素材は特にシワになりにくいため、おすすめです。


この記事を監修してくれた生地のプロ

北潟さん 北潟 芳樹(きたがた よしき)
東京でアパレルブランドに勤務後、福井県の生地製造メーカーへ転職。その後、2020年にユニフォームネクスト株式会社へ入社。 服飾用語や生地全般の情報に精通しており、現在はユニフォームネクストYouTubeチャンネルで「生地のプロに聞く」シリーズで生地の知識を配信中。