
お洗濯の後に、洋服に謎の白いモソモソとした汚れが残っていること、ありませんか?
本日は、白い汚れのようなアレの正体と、落とし方、そしてこの汚れがつきにくくなる方法を解説していきます。
早速、 ユニフォームネクスト株式会社の生地のプロ・北潟先生に、洗濯後の服に残る白い跡の対処法について伺います!
洗濯後のカビのような白い汚れ、その正体と対策!


あの白い汚れ、カビのように見えますが、実は洗剤がしっかりすすげていないときに付いてしまう、洗剤の残りカスなんです。
特に紺色や黒色など濃色の衣類で目立ちやすく、高密度な生地や撥水加工のある生地で起こりやすい現象です。
白い汚れが発生する3つの原因

白い汚れが残ってしまう原因として、考えられるポイントは3つあります。
- 洗濯時の水が少ない:洗濯の時に水が少ないと洗剤が溶けきらず、白い汚れとなって服に残ってしまいます。
- すすぎ回数が少ない:洗剤のすすぎ残しを防ぐために、すすぎは2回以上行うのがおすすめです。
- 洗剤・柔軟剤の量が多い:多く入れすぎても効果は変わらず、むしろ残留物の原因になってしまいます。適量を守ることが大切です。
白い汚れを防ぐ4つのポイント

白い汚れの原因は、洗剤や柔軟剤のすすぎ残しが原因と分かりました。
これを予防するためのポイントが4つあるので、ご紹介します!
- 「蛍光増白剤」不使用の洗剤を選ぶ:蛍光増白剤入りの洗剤は汚れ落ちが良い反面、白い汚れがつきやすくなってしまうことも。石鹸や洗剤のパッケージを確認して「蛍光増白剤」不使用の洗剤を選びましょう。
- 洗濯物を入れすぎない:洗濯槽内で衣類が十分に動くスペースを確保することで、洗剤カスがしっかり洗い流されます。
- 洗濯槽を定期的に掃除する: 洗濯槽の汚れが白い汚れの原因となることもあります。
- ぬるま湯で洗濯する: ぬるま湯のほうが洗剤を流し切る力が強いです。(難しい場合は気にしなくてOK!)
白い汚れがついてしまったら?


今日来ていこうと思った衣服に白い汚れが付いていて気になる。
そんなときは、衣類ブラシでこするか、固く絞った濡れタオルで汚れのついた部分を拭き取りましょう。
すぐに乾くので、忙しい朝でも大丈夫です!
それでも落ちない場合は、手間ですがもう一度洗濯してみましょう。
洗濯洗剤や柔軟剤の量をパッケージの説明書き通り、もしくは少なめにして洗濯してみてください。
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まとめ
洗剤の量、すすぎ回数、洗濯槽の掃除など、普段の洗濯に少し気を配るだけで白いカスを防ぐことができます。
ぜひ今日から実践してみてください!
この記事を監修してくれた生地のプロ
| | 北潟 芳樹(きたがた よしき) 東京でアパレルブランドに勤務後、福井県の生地製造メーカーへ転職。その後、2020年にユニフォームネクスト株式会社へ入社。 服飾用語や生地全般の情報に精通しており、現在はユニフォームネクストYouTubeチャンネルで「生地のプロに聞く」シリーズで生地の知識を配信中。 |
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