古いユニフォームをSDGsの取り組みにしたお客様 メイン画像

持続的(サステナブル)な社会のために、私たちができることは何か。SDGs(持続可能な開発目標)という言葉もすっかり浸透し、世間の意識も徐々に高まってきている昨今、会社としても何か貢献できないだろうかと考えている方々は、決して少なくないはず。
では、具体的に何をすればよいのか?仕事とは直接的には結びつかなそうなSDGsを、会社の取り組みとして組み入れることはできないだろうか?こんな悩みを抱えているところも多いのではないでしょうか。
先日、当社にて新しくユニフォームを導入していただいた株式会社北都鉄工様(石川県白山市)では、ユニフォームの入れ替えをきっかけにして、SDGsを会社の取り組みにうまく繋げられたようです。取材させていただきました。

取材させていただいたお客様

古いユニフォームをSDGsの取り組みにしたお客様の画像

お客様プロフィール
  • お客様名:株式会社北都鉄工
  • URL:https://k-hokuto.co.jp/
  • 業種:橋梁・クレーン等の大型鋼構造物製造
  • 職種:設計・製造・現地施工
  • 従業員数:101~300名
  • アイテム種類:ポロシャツ、ロゴプリント
  • (2022年6月現在)

    Q.着なくなったユニフォームの処分を会社の取り組みに

    ポロシャツ背面の社名プリントの画像
    洗練された印象を与える背面プリント加工

    ―新しいユニフォームのデザインとても素敵ですね!


    お客様:御社のデザイン力はほんとすごいですね。周りの方からの評判もすごく良いですよ!


    ―ありがとうございます!ただ今回お聞きしたいのは、古いユニフォームの話です(笑)


    お客様:そうでしたね(笑)。こうやってユニフォームが新しくなるのは良いんですが、今まで着ていたものってどうしたらいいんだろう、というところで。これだけ大規模なリニューアルというのは十数年ぶりだったので、それだけ要らなくなるユニフォームも今回は大量に発生する。じゃあこれをどうにか有効活用できないかなあと、そういう話がスタートでした。


    ―これまではどうされていたのですか


    お客様:日々の仕事の中で、作業着が汚れたり破れたりして交換して欲しいというのは、おそらく各社員の中で都度あったとは思いますが、じゃあそれに対して会社でまとめて処分するというのは基本的にありませんでした。各部署単位で、まとめて廃棄等の処分はおそらくしてたとは思いますが、会社主導というのはずっとありませんでしたね。


    Q.きっかけはSDGSへの貢献意識

    ―会社の取り組みにしようと思ったきっかけは


    お客様:従来通り、一般的な処分の仕方でも良かったのですが、これだけSDGsが言われている中で、何百着と出てくるであろう要らなくなるユニフォームを単純に廃棄というかたちで処分してしまうのは、今の世の中の流れ的にちょっと違うんじゃないかなあと思っていました。ただ、中古の作業着であったり、会社の刺繍が入ったものというのは、例えば寄付するにしても受け入れてくださる先がなかなかないんですよね。
    そんな中で、いろいろ調べていくうちに、ユニフォーム等も含め古着を回収し、それらを開発途上国等に輸出し、現地で販売、再利用されるというサービスがあることを知りました。現地の雇用にもつながることや、古着を回収する専用回収キットの購入数に応じてワクチンの寄付にもつながるということで、まさにSDGsの貢献につながることばかりでした。他にも社内での再利用も考えていましたが、現時点ではこのサービスを利用することが当社として一番SDGsに貢献できるのではないかと思っていました。今までの当社の中に無かった新たな取組み、なおかつSDGsにつながる取組みというのでこのサービスを中心に考えていました。


    ―当社でも同じような考えのもと、今年からプロジェクトチームが立ち上がりました


    お客様:御社はユニフォームの販売をされているので、同じようなニーズが他のお客様でもあって、先進的な事例があるんじゃないかなあと思っていました。ちょうど同じようなタイミングでこのサービスの話を聞いて、すごい偶然ですよね!


    ※北都鉄工様が今回ご利用された古着回収サービス『古着deワクチン』は、サステナブルな取り組みが評価され、
    第3回ジャパンSDGsアワード特別賞(SDGsパートナーシップ賞)を受賞しました。

    Q.ユニフォームだけでなくスタッフの私服も募集した

    ―今回ユニフォームだけではなく私服も集められたそうで?


    お客様:そうですね。これは福利厚生の一環として、各社員の家庭で要らなくなった衣類等の回収もできないかなと思っていました。服を捨てるのにも少なからずゴミ袋であったり、費用がかかるわけじゃないですか。それなら、会社でまとめて回収して、しかも廃棄物として出すのではなく、海外で販売や再利用してもらえるのであれば、そのほうが良いんじゃないかと思っていました。
    あくまでも強制はしなかったんですが、「各家庭で要らなくなった衣類等も一緒に回収します」と告知したところ、この取組みに賛同してくれる社員が私服も持ち込んでくれて。結果的に323点もの古着が集まりました。


    専用の回収袋に古いユニフォームを入れるお客様の画像
    専用の回収袋に古いユニフォームを入れるお客様

    ―すごい数ですね!


    お客様:内訳は、ユニフォームと私服、半々くらいでしょうか。今回、大量に私服を持ってきてくれた人がいて。誰かというと社長なんですけどね(笑)。自宅で断捨離したときに出た不要な衣類をずっと自宅に取っておいてくれたようでした。
    社長以外にも、私もそうですし、他にも私服を持ち込んでくれた社員はたくさんいました。こういうことをしたいと思っている社員は、前から一定数いたんでしょうね。今回やってみてそう感じました。最終的に323という数になりましたが、想像以上に集まったという印象ですね。
    今回は1週間前くらいに告知したんですが、今後も会社の取組みとして定例化して、年1回とか2回とか、それくらいのペースでやってもいいのかなと思っています。社員も今回の機会をうまく活用してくれて喜んでくれたようなので、企画した甲斐がありましたね。


    古着ユニフォームの回収を喜ぶお客様の画像
    予想以上の結果に大成功だったと振り返るお客様

    Q.今回の取り組みを通しての感想

    ―最後に今回の取り組みを通しての感想をお聞かせください


    お客様:我々のような中小企業が、大々的にSDGsに取り組もうとしても、できることってなかなか思いつかないと思うんです。もちろんしっかり取組みをされてるところもあると思いますが、SDGsって何からしたらいいんだろう、と悩まれている企業様もたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。
    そんな中で、着なくなったユニフォームを再利用する、それを会社主導で取組む、というのは比較的取組みやすいんじゃないでしょうか。当社としても、この取組みを、企業としてSDGsに対する意識を高めていく大きなきっかけにしていきたいと思っています。


    ―そういうきっかけに携わることができて光栄です!


    お客様:御社は、ユニフォームの価値や、ユニフォームに対する思いを大切にされているというのを、はじめてご提案いただいたときからよく伺っていました。着なくなった古いユニフォームをきっかけに、SDGsの意識に繋げるという考えも、偶然ですが共通しているところもあって。
    当社での取組みの事例が、御社の他のお客様にももっと広がっていけば良いなと思ってます。SDGsって企業として何をしたらいいんだろう、と悩まれている他の企業様に、私たちの事例が少しでも参考になれば嬉しいですね。
    また今回リニューアルしたのは夏服ですが、創業90周年を迎える2年後に、通年用のユニフォームもリニューアルする予定です。そうなると、今回以上に要らなくなるユニフォームが大量に出てくると思われます。その際には、何かもう一歩さらに踏み込んだ、面白い取組みができたらなあ、と考えています。


    ―その時もぜひ一緒に考えさせてください


    お客様:もちろんです!


    ―本日は貴重なお話ありがとうございました!


    さいごに

    扱いに困る古いユニフォーム。それが大量に発生するユニフォーム入れ替えというタイミングを、会社としてのSDGsの取り組みに転換する好機と捉え、会社主導でスピーディーに実践されたお客様の事例。いかがだったでしょうか。
    新しいユニフォームになって気分一新、快適にお仕事していただけることは、私たちユニフォーム屋としてもこの上ない喜びです。しかしその一方では、ユニフォームを新しくすることで、要らなくなる古いユニフォームを生み出してしまう、ということでもあります。
    SDGsが広く世間に浸透しつつある昨今、とは言え、一個人ではなかなか自分ごととして取組みにくい課題であることも事実。そんな中、会社という組織単位であればできることも格段に増え、そこから個人の意識も変わってくる。扱いに困ることの多い古いユニフォームを、そのきっかけにぜひ使ってみてはいかがでしょう。

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    written by ユニネク制作チーム