生活様式や働き方、働く現場で必要とされるユニフォームの機能性も多様化する昨今。
会社の制服を一新する企業も増えてきました。
そんな企業に対して業務用ユニフォームを販売している当社でも、新年度スタートと同時に新制服を導入しました。
「ユニフォームを新しくすることで、社員の会社に対する満足度や、モチベーションが上がるとお客様にお伝えしているけれど、果たして実際そうなんだろうか?」
「業務用ユニフォームを販売する身として、まずは自分たちで実験的に新制服にしてみてはどうか?」
というのが、新制服導入に至った経緯です。
制服を決め、実際に導入するまで、どれだけの期間がかかり、どんな準備が必要か、
当社を例にまとめましたので、 「制服を新しくしたい」
「でも、社員の色んな意見を取りまとめて、ベストなユニフォームを選ぶのは大変そう」 という方はぜひご参考にしてください。
従業員数や業種が多岐にわたる企業に役立つ内容であれば幸いです◎
会社のユニフォームを新しくする流れ
当社では下記の流れで新しいユニフォームを導入いたしました。
①~⑩までに約7か月かかっています。
実際に新制服決定メンバーとして関わった視点から流れを紹介します。
1.制服選定委員会の発足
今までは一部社員間でユニフォームを決めていたスタイルから、今回は各部署より制服選定委員会メンバーを募集し、立候補者全員で決めていくスタイルに変更。
動き回る物流チームや、デスクワークが中心のウェブ営業チーム、直接お客様に会う営業グループなど、当社はユニフォームに求められる着心地や機能が部署ごとにバラバラのため、各部署代表参加型にすることで、より現場の声を反映しやすくしたい、というのが狙いでした。
新制服導入日を、新年度スタートの4月1日に決定。
そこから逆算して、前年度の9月中旬ごろから、新制服を決める「制服選定委員会」を発足し、週1回ミーティングを行いました。
2.コンセプトを決める
今回、新制服導入に至った目的は、 「ユニフォームを新しくすることで、 社員の会社に対する満足度や、モチベーションを上げること」。
実際にモチベーションや満足度が向上するのか実験・検証していく期間を3年間としました。
実験的要素も含むため、今回はただ着用する制服を決めるのではなく、
「会社に対する満足度や、モチベーションを上げるにはどうしたらいいか」
というところから、新制服のコンセプトを決めることに。
各部署ごとに、どうありたいかを議論しまとめた将来図を作成する方法を取りましたが、 部署ごとに個性が出た、素敵な将来図を作り上げることができました。
各部署ごとの将来図から見えてきた共通点は、
「誇りを持って働きたい。お客様に感動を与えたい。自由に意見が言い合えるプロ集団でありたい」という思いでした。
そんな思いをもとに、この制服のコンセプトを、
当社の理念である 「ワークライフをハッピーに」と、
ホスピタリティのプロを指す「コンシェルジュ」をミックスして、
「ワークライフコンシェルジュ」といたしました。
3.制服を決める
「ワークライフコンシェルジュ」のコンセプトに沿った制服のイメージ画像を持ち寄り、 制服の方向性を固めるための、切り貼りしたイメージマップを作成しました。
が、ここで大量のイメージ画像から、コンセプトに合った制服を絞っていく作業で難航。
なかなか制服を決めかねていたため、ここは制服のプロである当社の営業メンバーにスタイルングをおまかせする方向に。
結果、コンセプトに沿った制服をスムーズに決める事ができました(困ったときはプロに相談するに限ると実感)
4.加工内容を決める
「ワークライフコンシェルジュ」というコンセプト名と、制服が決まったら、次は制服に施す加工内容についてディスカッション。
社名でなくコンセプトをロゴとして入れることで、新制服を着る目的を意識できるように、こちらも制服のプロ・営業メンバーが考案してくれた中からロゴを決定しました。 (身近にプロが居るって、こういうとき本当に頼もしい)
5.着用ルール決め/イベント企画
新制服の支給にあたり、今後、社員が増えてもユニフォームの統一感を保てるよう、 私服の着用についてなど、細かくルールを定めました。
また、新制服を決めてただ渡して終わり。ではなく、 一連の流れをイベント化しよう!ということで
・新制服お披露目ファッションショーをする
・贈呈式を行う
・制服に込めた思いや、着用ルール等か書かれたパンフレットを作成する
などなど、いろいろな案を考えました。
6.役員プレゼン
9月から決めてきた新制服も最終決議段階に入り、12月中旬に役員プレゼンを実施。
制服選定委員会として決定した内容を、代表メンバーが役員にプレゼンするスタイルを取りました。
1回目のプレゼンでは、今後の在庫管理面や、予算面について厳しいお言葉をいただき、ツメの甘さを実感。。。
再度決定事項を見直し、再プレゼン。 2回目で無事決定しました!(年内で決められてよかったです)
7.新制服のお披露目
無事決まった新制服を、年明け初日に全社員の前でお披露目!
新制服導入までのスケジュール共有と、一部スタッフによる、新制服のファッションショーも行いました。
8.採寸
新制服のお披露目後は、約2週間の期間を設け、採寸実施。
誰かと一緒に採寸してもらえるような仕組みや、参考になるようなスタイル・ポップの展示などの工夫も凝らしました。
9.贈呈ウィーク
採寸後には、新制服にロゴの加工。 加工後は、各部署ごとに自分自身が着用する制服一式をセット組をしてもらい、 後日、新制服の贈呈式を実施。
制服と一緒に上長からのメッセージつきの冊子も贈呈しました。
その他の贈呈スタイルは各部署におまかせ。
結果、部署ごとの独特な個性が発揮されるユニークな内容となりました。
10.新制服着用スタート!
こうして、約7ヶ月かけて決定した新制服は、無事、新年度スタートのタイミングで導入できました!(大変だけど、やってよかった)
まとめ
実際に、制服選定委員会として携わった私がお伝えしたいことは
②コンセプトに合うユニフォームが見つからないときは、プロに選んでもらう
③予算や、ユニフォームの管理(追加支給など)も視野に入れて、制服を選ぶ
④着用ルールもしっかり決める
この4つが特に重要だと実感しました。
もし、制服を新しくしたい。
コンセプトや予算等も大まかあるけれど、ユニフォームが多すぎて選べない、という企業はぜひ当店までご相談ください。 専門スタッフがヒアリングして、ご要望に沿うユニフォームをご提案いたします。
当店の新制服導入の流れに関して、動画でも閲覧できますので、ぜひご参考にしてくださいね。
社内1部事業所でユニフォーム変更を検討しています。思い悩んでいた中に御社様の「ユニネクマガジン」みつけました。
ユニフォームを新しくするための流れについて大変学ばせて頂きました。
是非参考にさせて頂きます。