ワーカーのインナーウェアアイテムとして、今や定番中の定番となったコンプレッション。
吸汗速乾性が高く、汗をかいてもベタつかず快適に保ってくれるので、コンプレッションは「夏のアイテム」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
ワークユニフォームには「コンプレッションの暖かさ」についての多くのご質問が寄せられます。
涼しいイメージがあるコンプレッションが本当に暖かいのかどうか不安をお持ちの方も多いようです。
今回は、コンプレッションの暖かさについてお答えします。
よくあるご質問・ご要望
- Q.コンプレッションは夏に涼しいインナーというイメージですが?
- Q.秋冬用コンプレッションを着るときに注意することはありますか?
- Q.秋冬用コンプレッションはどんなものがおすすめですか?
- Q.冬のインナーでよく聞く、発熱する生地ってなんですか?
Q.コンプレッションは夏に涼しいインナーというイメージですが
A.コンプレッションには、春夏用・秋冬用・オールシーズン用の3種類があります。
コンプレッションには、春夏用、秋冬用、オールシーズン用の3種類があります。
いずれも吸汗速乾性に優れ、生地に伸縮性があり、体にフィットして動きをサポートしてくれるという点は同じです。
春夏用と秋冬用のコンプレッションでは、使われている生地の厚みや素材が異なります。
春夏用のコンプレッションは、生地が肌に触れた時にひんやりと冷たく感じる接触冷感素材がよく使われています。
また、通気性を高めるために蒸れやすい脇や背中の部分がメッシュ素材になっていたり、生地の厚みも比較的薄めです。
これは暑さで体温が上昇し、たくさん汗をかいても涼しく快適でいられるような工夫がされています。
一方、秋冬用のコンプレッションは、夏用に比べ生地が比較的厚めに作られているのが特徴です。
それにより外気の冷たい空気を防ぐだけでなく、夏用コンプレッション着用時に感じる汗が冷える状態を抑えることができます。
冬は汗冷えによって体調を崩しやすい季節なので、肌着としてのインナーウェア選びはとても重要です。
寒い時期でも暖かく、それでいて着用時の蒸れや快適さを保つことができる秋冬用コンプレッションは、この冬におすすめのインナーウェアと言えます。
Q.秋冬用コンプレッションを着るときに注意することはありますか?
A.レイヤリング(重ね着)による寒さ対策が重要です。インナーの着る順番に気をつけましょう。
1日を通した寒暖差、突然の天候変化、暖房が効いた室内と外との行き来など、冬は特に外部環境に応じた体温調節が必要な季節です。
気温の差の幅でいえば、冬は夏以上に温度差が大きく、身につけるアイテム選びに悩まれる方も多いはず。
そんなとき、吸湿速乾性に優れ、外部環境の変化に合わせて一定の快適さを保ってくれるコンプレッションは、この季節にこそおすすめのインナーウェアと言えます。
ただし、それだけでは十分ではありません。
気温差の激しい冬の時期に、コンプレッションでより効果的に体温調節を行うためには、レイアリング(重ね着)による寒さ対策が重要です。
単に厚着すれば良いというわけではなく、レイヤリングする際にはベースレイヤー(インナー)、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの三層に分けてアイテム選びすることが大切になってきます。
それぞれのレイヤーには目的に応じた役割があり、それに合った機能性を持ったアイテムを選ぶことでより効果的な寒さ対策をすることが可能です。
インナーに着用するアイテムには、秋冬用コンプレッションがおすすめです。
ミドルレイヤー、アウターレイヤーそれぞれのおすすめアイテムは、下記のページで紹介していますので参考にしてみてくださいね。
防寒のレイヤリングに関する記事はこちら
Q.秋冬用コンプレッションはどんなものがおすすめですか?
A.接触温感性に優れたコンプレッションがおすすめです。
コンプレッションといっても、春夏用と秋冬用とでは機能性がまったく異なります。
季節に合ったコンプレッションを着用することで、体温調節をよりスムーズにサポートし、快適さを保つことができるのです。
反対に、シーズンに合わないコンプレッションを着てしまうと、機能性を十分に発揮できないだけでなく、快適性が落ちて作業効率が悪くなってしまうこともあるので注意しましょう。
秋冬のインナーとしてコンプレッションを着用するのであれば、裏地の素材に、マイクロフリース素材や起毛素材が使われている接触温感性に優れたコンプレッションがおすすめです。
夏用コンプレッションや普通の裏地のコンプレッションと比べると、肌に触れたときの感触がとても暖かく、着た瞬間に暖かさの違いを実感することができるでしょう。
また、首周りをカバーしてくれるハイネックタイプのコンプレッションであれば、保温性が更に高くなります。
秋冬用コンプレッションはアイテムによってかなり肉厚素材のものもあるので、使い方によっては暑くなりすぎてしまうことがあります。
また、通常のコンプレッションに比べてやや締め付け感が弱いものもあり、フィット感を重視される方には物足りなさを感じる場合も。使用する用途やシーンに応じてアイテムを選ぶようにしましょう。
綿の秋冬用コンプレッションがあまりない理由
綿は肌触りがよく、肌着としても人気のある素材ですが、乾きにくいというデメリットがあります。
現場作業のワーカーなど、着用しながら汗をかくことが考えられ、その際に綿素材のコンプレッションでは汗冷えしてしまうことがあるのです。
ポリエステルなど化学繊維を使ったコンプレッションであれば、すぐに乾いて汗冷えを防ぐことができます。
また、冬は洗濯物が乾きにくい季節ですが、ポリエステルの混率が高いと乾きやすいというのもメリットですね。
冬のインナーでよく聞く、発熱する生地ってなんですか?
A.人の身体が動いたときに発する汗などを熱に変えて発熱させる仕組みの生地のことです。
一部のコンプレッションウェアには、汗などから発熱する生地を採用しています。
汗などの水分が水蒸気に変わるとき、凝縮熱という熱が生まれるため、その仕組みを使っているのです。
人の身体は汗が出ていなくても、つねに目に見えない水蒸気などは出ていて、それを熱に変え、保温性をよりアップさせます。
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written by ユニネク制作チーム
この記事を監修してくれたユニフォーム博士
岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 経験から得たユニフォームの基礎知識や販売のノウハウに至るまで、ユニフォームの魅力を日々伝えている。 |