夏の定番「Tシャツ」どうやって選んでいますか?
「Tシャツを買ったけど、思ったよりヨレるのが早かった・・・」
「涼しいTシャツがよかったのに実際着てみたら暑かった・・・」
「毎日着るのに、なかなか乾かない・・・」
など、Tシャツ選びで失敗したことありませんか?
ネット通販は、実際に生地をさわることもできず、なかなかお目当てのTシャツを購入するのは難しいですよね。
そこで今回は、意外と奥が深いTシャツの選び方についてご紹介します。
Tシャツ選びには「厚さ」「素材」「透け感」が重要
まずはTシャツの基礎知識をご紹介です。
この基礎を知っているだけで自分の欲しいTシャツを見つけやすくなります
Tシャツの厚さや重さについて
Tシャツの生地の厚さや重さは、2つの単位で表されます。
- グラム(g/㎡)
- オンス(oz)
オンスとは、正確には1平方ヤードあたりの生地の重さを表す単位面積で、1オンスは約28.35グラムとなります。
日本では重さをグラム単位で表すのが一般的ですが、Tシャツはアメリカから普及したため今もヤード・ポンド法(オンスの単位)で表記されることが多いです。
グラムもオンスも数字が大きくなるほど生地が厚く重くなります。
▼3.0oz~4.5oz |
---|
薄手のTシャツ。 夏場は涼しく、寒い季節はインナーとしても使用可能。 ドライ素材を使った機能性Tシャツはこれくらいの生地厚が多くなります。 |
▼4.6oz~5.5oz |
もっともポピュラーな厚みのTシャツ。 イベント用やチームTシャツにはこの厚みのTシャツが多く選ばれています。 |
▼5.6oz~6.5oz |
一般的に「ヘビーウェイトTシャツ」と呼ばれる厚手のTシャツ。 型崩れが少なく、作りがしっかりした定番Tシャツとしてよく採用されています。 |
▼6.6oz~10.2oz |
スーパーヘビーウェイトTシャツ。厚みがあるため、耐久性に優れています。 |
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Tシャツの素材について
Tシャツは素材によって着心地や機能性が異なり、メリット・デメリットがあります。
ここではTシャツで使用されることの多い2つの素材をご紹介します。
綿素材のTシャツの特徴
綿は天然素材のため肌触りがよく、しっかりとした質感が魅力的な素材です。
通気性や吸水性に優れているため、汗や湿気を吸って外に出す効果があります。
一方で、色に染まりやすい特性があるため汗で黄ばみやすく、シワになりやすいというデメリットも挙げられます。
⭕メリット | ❌デメリット |
---|---|
肌触りが良い | シワになりやすい |
通気性が良い | 汗で黄ばみやすい |
吸水性に優れている | 厚手の生地は乾きにくい |
静電気が起こりにくい | 価格が高い |
漂白しやすい | 色落ちしやすい |
熱への耐久性がある |
ポリエステル素材のTシャツの特徴
ポリエステルは合成繊維のため、サラッとした肌触りが特徴的な素材です。
ポリエステルの強みは耐久性の高さとシワになりにくい点。
何度洗濯をしても劣化しにくく、吸湿性が低いため濡れてもすぐに乾く速乾性があります。
シワになりにくい特性もあるため、アイロンがけの必要がありません。
一方で、毛玉ができやすい点や静電気を帯びやすいというデメリットも挙げられます。
⭕メリット | ❌デメリット |
---|---|
耐久性が抜群 | 静電気を帯びやすい |
シワになりにくい | 毛玉ができやすい |
速乾性に優れている | 吸水性に劣っている |
サラッとした肌触り | 火や高温の油には弱い |
色落ちしにくい | 漂白しにくい |
着心地の面で、肌に優しいものが着たい方は綿、サラッとした肌触りが良い方はポリエステルを、
お手入れの面では、アイロンがけをしたくない方はポリエステル、漂白をしたい方は綿を選ぶと良いでしょう。
このように自分のライフスタイルに合わせて素材からTシャツを選ぶと、失敗が少なくなります。
綿とポリエステルの違いをもっと詳しく知るならこちら
白Tシャツの透け感について
白Tシャツなど淡い色のTシャツを着用する際に気になるのが「透け感」ですよね。
透け感は先ほど紹介した生地の厚さ・素材の種類によって異なります。
濃い目のインナーと白のTシャツを着用し、生地厚別に透け感を比較したものをご覧ください。
こちらの画像からも分かるように、生地が厚い=透け感がないというわけではありません。
綿素材とポリエステル素材を比べてみると、同じ生地厚でもポリエステル素材の方が透け感があるように感じませんか?これは一体なぜでしょう?
ポリエステル100%素材のドライTシャツは、通気性のよいメッシュ生地を使用していることが多く、生地が厚くても透け感が強いのです。
白いTシャツが着たい、でも透けるのは気になる…という方は、綿素材で5.6oz~10.2ozぐらいの厚みのあるTシャツを選んでみてください。
仕事にもおすすめのTシャツ5選
Tシャツに関する基礎知識をご紹介しましたが、ここからはおすすめのTシャツをご紹介します。
生地の厚さ、素材など細かいところもぜひチェックしてみてくださいね。
スタンダードな綿100%Tシャツ
- 着心地の良い天竺(綿100%)※一部カラーは混率が異なります
- 生地の厚さ:170g/m2(5.0oz)
- ベーシックなTシャツを探している人におすすめ
- 幅広いサイズ展開、カラーバリエーション
- みんなで揃えて着るイベント用Tシャツにもおすすめ
汗がすぐに乾く!ポリエステル100%ドライTシャツ
- 速乾性のあるメッシュ生地(ポリエステル100%)
- 生地の厚さ:150g/m2(4.4oz)
- 通気性に優れて熱がこもりにくく快適な着心地
- 汗がすぐに乾くので汗染みが目立ちません
- 夜洗って朝に乾く、シワになりにくいためお手入れも簡単
汗の臭いを防ぐ!ポリエステル100%のドライTシャツ
- 吸水速乾性に優れたハニカムメッシュ(ポリエステル100%)
- 生地の厚さ:145g/m2
- 銀イオンによる抗菌防臭加工「ポリジン・バイオスタティック」でニオイを徹底ブロック
- 汗のニオイはもちろん、部屋干し臭の原因となる菌の成長を抑制
- 洗濯をしても抗菌防臭効果は持続します
- シワになりにくくお手入れも簡単
耐久性のある厚手生地の綿100%Tシャツ
- 耐久性のある天竺(綿100%)
- 生地の厚さ:290g/m2(10.2oz)
- 一般的なTシャツの1.5倍の厚さで、スウェット並みの超肉厚Tシャツ
- 繰り返しの洗濯にも強く、よれにくい
- 長く同じTシャツを愛用したい方におすすめ
女性におすすめ!レディースサイズのあるTシャツ
- 程よい厚みの天竺(綿100%)※一部カラーは混率が異なります
- 生地の厚さ:190g/m2(5.6oz)
- レディース用サイズやキッズサイズもあります
- 超豊富なカラーバリエーションで選ぶ楽しみがアップ
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あとがき
Tシャツ特集、いかがでしたでしょうか。
Tシャツって生地の厚さや素材、透け感などで着ている人の印象も変わり、奥が深いですよね。
暑い季節に活躍するTシャツですが、仕事用のTシャツなら選び方で効率も変わってくるかもしれません。
この記事がTシャツ選びのヒントになれば嬉しいです。
この記事を監修してくれたユニフォーム博士
岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 経験から得たユニフォームの基礎知識や販売のノウハウに至るまで、ユニフォームの魅力を日々伝えている。 |