皆さんは、ユニフォームを新しくする際、そこにどんな効果を期待されるでしょうか。仕事をより快適にサポートしてくれる機能性であったり、意図したイメージや雰囲気を伝えるデザイン性であったり。中には、ユニフォームを統一することで組織の一体感を高めたり、それを着て働くスタッフのモチベーションを高めたり、そんな効果を期待する人もいるでしょう。このように、ユニフォームは、あらゆる側面から会社を変化させる“きっかけ”となりうるものです。
今回は、ユニフォーム入れ替えというイベントに様々な意味を持たせることによって、組織を大きく変化させるきっかけにすることができた、そんなお客様の事例をご紹介します!
社会福祉法人 足羽福祉会 理事長 髙村 昌裕様 「共に生きる」を理念に掲げ、障がいの有無に関わらず誰もが安心して暮らせる共生社会をめざす足羽福祉会の理事長。趣味はガーデニング。植物を育てることから学ぶことは大いにあるとのこと。 以下:髙村様 |
ユニフォームネクスト株式会社 営業部 岡 尚史 訪問営業部門の中でも特に、医療、介護、福祉の分野に精通するクリニックチームの営業スタッフ。“趣味は営業です”と語るだけあって、お客様からの信頼もすこぶる厚い。 以下:スタッフ岡 |
(2020年9月現在)
お客様が抱えていた課題とは?
今回インタビューにお応えくださったのは、ユニフォームを入れ替えするにあたり、当社がまず最初にお話を聞かせていただいた髙村理事長。ユニフォームの入れ替え商談自体は、現場の担当者の方とさせていただくことがほとんどですが、お客様が大切にしている考え方であったり、そもそもなぜユニフォームを入れ替えようと思ったのか、そこにどんな効果を期待しているのかを、具体的な商談に入る前にTOPの方に直接話を聞くことを当社では大事にしています。
髙村様:ユニフォームネクストさんとの最初の面談は、とても印象に残っています。岡さんと上司の方、2名で来られましたよね。お二人のユニフォームに対する思いがすごく熱くて(笑)。ものすごく熱心に私の話を聞いてくださったのを覚えていますよ。あと、その時お二人が着用していたユニフォームが、とてもかっこ良く見えました。輝いて見えたと言うと少し大げさかもしれませんが、仕事に対して誇りと自信を思って働かれているんだなということが、お二人のユニフォーム姿から良く伝わってきましたよ。
スタッフ岡:ありがとうございます!
大きな組織であるがゆえの課題
児童福祉、障がい者福祉、老人福祉におけるあらゆるサービスを提供している社会福祉法人足羽福祉会様。その中でも今回は、障がい者福祉施設のスタッフと利用者の皆さんのユニフォームを新しくするにあたって、当社にお声がけいただきました。障がい者福祉サービスを提供する施設は全部で11ヶ所。利用者のニーズや能力に応じて施設ごとに細かく役割が別れており、さまざまな社会経験の場所を提供しています。これまでは、それぞれの施設で独自にユニフォームを決めていたそうですが、そこには組織が抱えるいくつかの課題があったと髙村理事長は語ります。
髙村様:それぞれの施設ごとにユニフォームが違っていたので、足羽福祉会という組織として考えた場合に、ひと目で分かる見た目の統一感というか組織の一体感というか、そういうものはこれまでほとんど感じることはできませんでしたね。ロゴマークを付けたり、イメージカラーを統一したり、そういったデザイン面での工夫も無かったので。ただし、実際に統一感のある一体感を感じることができるユニフォームを決めようとなると、施設はそれぞれ離れた違う場所にあって仕事内容も微妙に違う、そんな中、誰がまとめ役になって話をすすめていくのか?とか、お互いの意見をどうやってすり合わせするのか?とか、いろいろ難しい面がありました。それぞれが主体的に動こうとすると、どうしても話がまとまりにくくなってしまう。これまでのユニフォーム入れ替えは、毎回そんな感じでしたね。
スタッフ岡:最初にお話を聞いていて感じたのは、スタッフの皆さんのエンゲージメントをもっと高めたい※という髙村理事長の思いでした。
「エンゲージメント(engagement)」とは、スタッフの会社や組織に対する愛着心、愛社精神、思い入れといった意味の言葉。「個人」と「組織」がお互いに成長し合い、絆を深める関係を築いていくことが重要とされる、非常に注目されている考え方です。
髙村様:確かにそれはありましたね。なので岡さんから、今回のユニフォーム入れ替えを通してエンゲージメントを高めるきっかけにしましょう、という提案を聞いた時は、大いに期待しました。
エンゲージメントを高めるためのポイントは?
新しいユニフォームを着ると嬉しい気持ちになったり、テンションが上がるというのは分かりますが、果たしてそれだけで、組織に対する愛着心であったり思い入れが高まるというようなことはあるのでしょうか。スタッフのエンゲージメントを高めることは、会社や組織の生産性を向上させ、 延いては業績向上にも繋がるとても重要な要素です。ユニフォームの入れ替えとエンゲージメントの向上、そこにはどんな仕掛けがあったのでしょう。
スタッフ岡:より多くの人をこのユニフォーム入れ替えというイベントに巻き込むこと、関わってもらうことが重要だと考えました。新しいユニフォームをつくるという組織の一大イベントに対し、自分には関係ないことではなく、できるだけこのイベントに接する機会を増やして、自分たちのこととして一緒に参加してもらう。そうすることが結果的に、皆さんのエンゲージメントを高めるきっかけになると考えました。
作業の一部を委託することで関わりを増やす!
新しいユニフォームをスタッフの方たちに渡す際には、それぞれ必要なアイテムやサイズなどを一人ずつセットにする必要があります。当社ではこの作業を『セット組』と読んでいますが、今回、私はこのセット組の作業に目をつけました。このセット組をお客様に作業委託というかたちで当社から発注し、利用者さんたちの就労として作業していただくことで、ユニフォーム入れ替えに関わってもらおうと考えました。更に、ユニフォームと一緒に手作りのメッセージカードを付けることをご提案し、利用者さんの能力に応じてこのメッセージカード作りにも皆さんに関わっていただきました。最終的には、3つの施設の利用者さんたちの協同作業によって、一つのセット組が完成したことになります。
提案内容、プロデュース力、コーディネート力に太鼓判!
髙村様:今回、ユニフォームネクストさんからご提案いただいた内容、岡さんのプロデュース力、コーディネート力には本当に驚きました。スタッフと利用者さんとの絆だったり、組織に対する思い入れや愛着だったり、ユニフォームの入れ替えというイベントにいろいろな意味をもたせて、たくさんの人を巻き込んでくれた。各施設の橋渡し役になってくれて、それぞれの要望や意見をまとめあげるのは大変だったと思いますよ。本当に感謝してます。
スタッフ岡:現場のスタッフの方たちにご協力いただいた部分も大きかったです。そうした過程も含め、エンゲージメントを高めるきっかけになればと考えていました。最終的に、皆さんに喜んでいただくことができて光栄です!
髙村様:この笑顔がすべてを物語っているね!
さいごに
定期的なサイクルで訪れるユニフォームの入れ替えというイベント。関わる人数が多い大きな組織であればあるほど、それは時としてすごく面倒で、手間のかかる、できれば関わりたくないものとして捉えられがちです。しかし、先にも述べたように、ユニフォームはあらゆる側面から組織を変化させる“きっかけ”となりうるものであり、組織醸成の鍵となるエンゲージメント向上にさえも結びつけることができるものです。
お客様が抱える課題、実現したい思いを、ユニフォームで解決してみませんか。
業界唯一の上場企業、豊富な在庫で日本一早くお届け、スタッフの顔が見える安心のアフターフォロー体制。
ユニフォーム入れ替えを検討中の全国のお客様、ユニフォームのことはぜひ当店にお任せください!
■ユニフォームネクスト株式会社
written by ユニネク制作チーム