
炎天下での屋外作業や、エアコン設備がない、もしくは、あっても効きづらい工場や倉庫内作業の暑さ対策に、抜群の効果を発揮すると話題の空調服(ファン付き作業服)。
近年、夏は連日の猛暑続きで、作業服の専門店・ワークユニフォームも数多くのお問い合わせをいただいています。
空調服の実際の効果、涼しさについては様々な媒体で特集されていますが、もっと分かりやすく空調服の効果を知っていただくために、体を張ってご紹介している記事です!
検証に使用する空調服はこちら!

今回、検証に使う空調服は、こちらの「Z-DRAGON ベスト空調服 74070」です。
ベストタイプ空調服は、袖が膨らまないので手元の作業性が失われず、肩周りも楽に動かせる軽快さが人気です。
今回は、ベストタイプの空調服の中でも特にデザイン性が高く、スタイリッシュに着こなすせる、Z-DRAGONの空調服を用意しました。
カモフラ柄がとってもおしゃれな1着。
普段遣いにもおすすめな、当店イチオシのベスト空調服です!

袖口がゴムになっているので、中の空気を漏らさずに、服の中にしっかりと閉じ込めることができるようになっています。
空調服は、服の中で空気を閉じ込め、風を循環させることが涼しさのポイント。
インナーには、吸汗速乾性の高いコンプレッションがおすすめです。
ファンの風で汗を蒸発させて、その気化熱によって涼しさを感じさせてくれる空調服と、汗をすぐに吸収して外に発散するコンプレッションは、一緒に使うことでより効果的に涼しさを感じることができます。
着用アイテム

商品番号:01-74070SET

商品番号:01-75124
草刈りスタート!

8月某日、快晴、気温35℃。
空調服の涼しさを検証するには、絶好の?コンディションの中、現在は空きスペースになっている場所を草刈りしていきます!
※着用サイズ:169センチ、60kg、Lサイズを着用

結構な範囲に、大量の雑草が生い茂っていますが、真夏の炎天下にこれだけの草刈りをしようと思うと、相当な体力が必要です。
しっかりと暑さ対策、熱中症対策をしなければ、無事に作業を終えることはまず不可能。
今回も、作業中はしっかりと水分を摂りながら、休憩もちゃんと入れつつ行います。
いくら空調服を着ているからといって、絶対に無理は禁物です…!
空調服の膨らみは風が循環している証拠

空調服のファンが回りだすと、このように外気が服の中に取り入れられ、服が膨らみます。
この膨らみが、服の中で風がしっかりと循環している証拠です。
従来の空調服は、この膨らみがもっと極端で、見た目のシルエットがかなり不格好に見えてしまっていたのですが、かっこよさを重視したZ-DRAGONのベスト空調服は、この膨らみを極力抑えたすっきりシルエットになっています。
▶自重堂(Z-DRAGON)の空調服をもっと見るならこちら
風の排出量を調節する

服の中を循環した風は首元から排出されます。
汗を書きや牛首回りに風が当たりとても快適です。
この風は、首元の調節ヒモで、空気の抜ける量を調節することができる他、ジッパーの開け締めでも調整可能です。
ジッパーを一番上まで締め切ったほうが、風がしっかりと循環させることができます。

ジッパーを軽く開けた状態にすると首元から勢いよく風が排出され、首や顔にあたって気持ちが良いです。
首元からの排出される風で、髪の毛がなびいているのが分かりますね。
ちなみに、ファンの風量は4段階に調節可能です。
汗をかくことで、濡れた部分が冷やされ、さらに涼しく感じることができます。
炎天下での農作業に空調服は使える?

腕の動きが袖に邪魔されることなく、スムーズに作業することができます。
さすがベストタイプの空調服、動きやすさ抜群ですね。
草刈り作業がはかどります。
これなら、農作業などにもぴったりですね。
奥に写っている2人のスタッフは、今回、空調服がどれくらい涼しいのかを検証するため、最初は空調服なしで作業をしてもらいました。
ただ、さすがに2人も限界のようなので、空調服をバトンタッチしてあげます。


このとき、スタッフがもともと着用していたのは綿のTシャツ。
綿は吸汗性の高い素材ですが、速乾性が悪く、コンプレッションのように汗をどんどん発散させることができません。
さらに、ピタッと密着して着ることができるコンプレッションに対して、Tシャツはある程度ゆったりと着るものですので、その点でも効率的に気化熱を感じることができないのでしょう。
やはり、空調服を着用する際には、中に着るインナー選びがとても重要ということですね。
何度も言いますが、空調服のインナーにおすすめなのはコンプレッションです!
▶夏におすすめのコンプレッションインナーはこちら
空調服を更に涼しく着る組み合わせ

ちなみに今回、もう1人のスタッフは、アイスベストを着用しての作業でした。
アイスベストとは、脇と背中に保冷剤を入れておくことができるポケットが付いた、非常に伸縮性の高いベストです。
熱がこもりやすい脇や背中を、ピンポイントで冷やしてくれるすぐれものです。
太い動脈がある脇の下を冷やすことは、熱中症対策にとても有効と言われています。
このアイスベストは、フィット感が非常に良く、激しく動いても保冷剤がズレたりすることが無く安心です。
※着用サイズ:170センチ、70kg、フリーサイズを着用

アイスベストを着用したまま、その上から空調服を着てもらいます。
インナーは、もちろんコンプレッションです。

スタッフ曰く、保冷剤が当たっている背中と脇に空調服の風が当たると、そこがさらに冷やされて、ものすごく気持ちいいとのこと。
コンプレッションとアイスベストだけでもかなり快適だったようですが、この日はあまり風がなかったので、空調服を着ることで気化熱の効果が一気に高まったのでしょう。
保冷剤を当てた部分の気化熱の効果は、それは絶大です。

コンプレッション+アイスベスト+空調服。
最強の組み合わせを装備したスタッフは、これまでとは見違える動きっぷりでした笑。
アイスベストを使用する際の注意点
アイスベストには、専用の保冷剤「アイスパック」が付属しています(両脇に1個づつと背中に2個、計4個)。
表面を特殊な断熱シートでカバーしているアイスパックは、通常の保冷剤に比べ冷たさが長持ちします。
実際にこのような真夏の炎天下で使用しても、2時間くらいは冷たさをキープしていました。
恐らく、普通の保冷剤なら30分ともたないでしょうから、それを考えれば驚異的な保冷力です。
使用環境により異なりますが、アイスベストを使って1日中快適に作業したい場合は、予備のアイスパックをもう1セット分用意しておくと安心でしょう。
※記事内でご紹介しているモデルは旧バージョンのブラックモデルになります
バートルからも登場!フリーザーベスト
炎天下の草刈り 感想は?

今回、真夏の炎天下の中、草刈りをしたスタッフ3人は、あらためて空調服の快適さを知ることとなりました。
特に、空調服の中に着るインナーの大切さ。
コンプレッションを着て風を浴びるとスースーとしてとても気持ちいいですが、空調服を着るとあの涼しさがずっと続く感じです。
エアコンが効かない屋内作業や、屋外でも風がほとんど無い状況で、空調服は暑さ対策にすごく効果的であると言って良いでしょう。
ただし、フィット感がなく速乾性も低いインナーを中に着てしまうと、効率的に気化熱による涼しさが得られず、空調服を活かしきることはできません。
また、屋外でそれなりに風が吹いているような場合や、空調服の風量よりも外の風のほうが強い場合も、空調服の効果をあまり感じることはできないということが分かりました。
つまり、空調服を脱いでコンプレッション1枚になったほうが、たくさん風を浴びる事ができるので、そちらの方が涼しいという訳です。
ポイントは、コンプレッションにいかに風を当てられるか、ということですね。
そして、今回分かったのが、コンプレッションもさることながら、アイスベストと空調服の組み合わせの涼しさ、快適さです。
ピンポイントで体を冷やしてくれるアイスベストは、非常に優れた暑さ対策アイテムですが、空調服とセットで使用することでさらにその効果を発揮するということが分かりました。
この猛暑の中、約2時間ずっと動き続けていても安全に作業できたことが、何よりの証拠です。
予備のアイスパックがもう1セット分あれば、更にあともう2時間くらいは草刈りできたでしょう(実際にやってと言われたら、ちょっと考えますが…笑)。
皆さんも、『コンプレッション+アイスベスト+空調服』この組み合わせ。
ぜひ参考にして、暑い季節を乗り切って下さいね!
ご紹介したアイテムはこちら
※記事内でご紹介しているモデルは旧バージョンのブラックモデルになります
全国的に猛暑予想がある夏に向けて、暑さ対策、熱中症対策は万全でしょうか?
ワークユニフォームでは、今話題の『空調服』を豊富に取り揃えております!
明日お届け可能な「即日出荷対象商品」も多数用意しています。

サイズ、数に限りがありますので、ぜひお早めにお買い求めくださいね!
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この記事を監修してくれたユニフォーム博士
![]() | 岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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ということで今回は、真夏の炎天下、空調服を実際に着用して、草刈り作業に挑戦した体験レポートをお届けします!