
日本の夏は、例年、猛暑日が続くようになり、作業現場も厳しい環境になりつつあります。
それにともない、現場での暑さ対策に対する重要性も、以前にも増して高まってきました。
なかでも、空調服は作業現場の暑さ対策として、多くの現場で活用されています。
一方で、各メーカーから多様な空調服が登場するなか、「どれを選べばよいのかわからない」と感じる方も少なくありません。
そこで、今回は、作業服専門店のワークユニフォームが、空調服の選び方を解説し、最強の空調服をご紹介します。
最強の空調服とは?
空調服の涼しさは、ひとつの性能だけで決まるものではありません。
バッテリー出力や稼働時間、ファンの風量といった要素を、使用環境に合わせて考えることが重要です。
バッテリー出力が高い

バッテリー出力が高いほど、ファンを強く回転させることができ、衣服内により多くの風を送り込めます。
そのため、強い涼しさを求める場合、出力性能は重要な判断材料のひとつです。ただし、出力が高ければ必ず快適というわけではありません。
高出力設定では消費電力も大きくなり、稼働時間が短くなることがあるため、作業時間や使い方とのバランスを考える必要があります。
最大出力と稼働時間
バッテリーを選ぶ場合、最大出力とその稼働時間も重要です。
多くの空調服・ファン付き作業服の専用バッテリーは、最大出力で設定後、自動的に少しずつ出力を弱め、最大5時間ほど稼働する、というパターンが多くなっています。
稼働時間を重視する場合は、最大出力の数値だけで判断するのではなく、段階的なバッテリー出力と稼働時間に注目しましょう。
ファンの風量が強い

空調服の涼しさは、バッテリーの性能だけで決まるものではありません。
対応するファンユニットとの組み合わせによって、衣服内に送られる風の量が変わります。衣服内を循環する風の量が多いほど、汗が気化しやすくなり、涼しさを感じやすくなります。
ただし、数値上の風量が大きくても、ウェアの構造や空気の通り方によって体感に差が出ることもあります。
ファンの性能だけを見るのではなく、風の流れ方まで含めて考えることが、快適さにつながります。
ウェアの素材が涼しい
空調服の涼しさは、バッテリーやファンの性能だけでなく、ウェアの素材によっても左右されます。
同じ風量でも、素材の違いによって衣服内の熱のこもり方や体感に差が出ます。
特に、UVカットや遮熱加工が施された素材は、直射日光の影響を抑えやすく、衣服内の温度上昇を軽減しやすくなります。
また、一般的にポリエステル素材は軽量で乾きやすく、空気が循環しやすいため、空調服との相性がよいとされています。
作業環境や着用シーンに合わせて、素材の特性にも目を向けることが、快適に使うためのポイントです。
空調服の性能を左右する、見落としがちなポイント
空調服の性能は、バッテリーやファンの数値だけで決まるものではありません。
実際の作業現場では、着用環境や組み合わせによって体感の涼しさに大きな差が生まれます。
空気の逃げ道がないと涼しくならない
空調服は、衣服内に風を送り込むことで涼しさを得る仕組みですが、空気の「入口」だけでなく「出口」も重要です。
首元や袖口、裾まわりなどに適度な逃げ道がないと、風が滞留し、十分な涼しさを感じにくくなります。
特に、空調服のサイズが合っていない場合は、空気の流れが妨げられやすくなります。
風を取り込むだけでなく、衣服内を循環させる構造になっているかどうかも、快適さを左右するポイントです。
インナー次第で体感温度は大きく変わる
同じ空調服を着用していても、インナーの素材によって体感温度は変わります。
吸汗性や速乾性の低いインナーを着ていると、汗が肌に残りやすく、風が当たっても涼しさを感じにくくなることがあります。
汗を素早く吸収・拡散しやすい素材のインナーであれば、衣服内の風が効率よく働き、涼しさを実感しやすくなります。
空調服本体だけでなく、インナーとの組み合わせも含めて考えることが大切です。
気温だけでなく湿度を考慮できているか
空調服の涼しさは、気温だけでなく湿度の影響も大きく受けます。
湿度が高い環境では汗が蒸発しにくく、風があっても涼しさを感じにくい場合があります。
特に日本の夏は高温多湿になりやすいため、風量の強さだけで判断すると、期待した効果を得られないこともあります。
作業環境の湿度も想定したうえで、空調服の使い方や組み合わせを考えることが、快適さにつながります。
使用シーンに応じた最強の空調服を選ぼう
空調服に「これさえ選べば間違いない」という万能な正解はありません。
作業環境や作業内容によって、重視すべき性能や快適さのポイントは変わります。
ここからは、屋外と屋内、それぞれ向いている空調服を解説していきます
屋外作業向けの最強空調服
炎天下での工事現場や農作業など、直射日光を受ける屋外作業では、強い風量を維持できることに加え、連続して使えるかどうかが重要になります。
短時間だけ涼しくなる構造よりも、作業時間全体を通して安定した涼しさを得られる組み合わせを意識したいところです。また、直射日光の影響を受けやすい屋外では、UVカットや遮熱機能を備えた素材を選ぶことで、衣服内の温度上昇を抑えやすくなります。
高所作業がある現場では、フルハーネス対応かどうかも確認しておくと、作業時の安全性や動きやすさにつながります。
室内作業や軽作業向けの最強空調服
倉庫や工場などの室内作業では、必ずしも最大風量を優先する必要はありません。
周囲の音が気になりやすい環境では、ファンの動作音や風切り音が負担になることもあるため、風量を調整しやすい構成が向いています。また、手元作業が中心の場合、長袖では袖口から出る風が作業の妨げになることがあります。
そのような場面では、半袖タイプやベストタイプを選ぶことで、風の当たり方を調整しやすくなり、作業に集中しやすくなります。
ファンの位置による体感風量の違い
空調服のファンは主に腰・サイド・上部などに付いており、場所によって体感風量が異なります。
涼しさの感じ方にも違いが出る可能性があるので、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
腰ファン

空調服・ファン付き作業服といえば、腰部分にファンがあるタイプが一般的ですよね。様々なメーカーから製造・販売されているため、必要な性能、好きなデザインなどで選ぶことができます。
全体的に空気が循環しますが、熱がこもりやすい背中や、お腹周りから涼しさを感じることが多いようです。
サイドファン

近年注目が集まってきているのがサイドファン。
脇腹部分にファンを設置できるタイプで、座っても背もたれにファンを塞がれることがありません。そのため、重機操作や運送業など、椅子に座る時間が長い職種の人に重宝されます。
汗をかきやすい脇部分やお腹周りに空気が循環しやすく、涼しさを感じることができます。
サイドファンについてもっと詳しく見るならこちら
上部ファン

2024年にバートルから発売された上部ファン・ハイバックシリーズ。
ファンの位置を肩甲骨付近に設置することで、汗をかきやすい首や脇へダイレクトに強い風が流れやすくなるため、気化熱により今まで以上に涼しさを感じることが出来ます。
もちろん、体の前方部分へもほどよく風が流れる設計になっているため、ウェア全体に風がめぐり、効率的に体を冷やしてくれます。
従来の腰ファンタイプとハイバックを比較

すでに空調服やファン付き作業服をお使いの場合、今までのものでもいいかな?と思われる方も多いと思います。そこで、腰ファンタイプ×旧型デバイス、上部ファン×旧型デバイス、上部ファン×新型デバイス(最強空調服)で、一番風が強く感じるのはどれなのか、確かめてみました!
ユニフォームネクストの検証で最も風が強いと感じたのは、上部ファン×新型デバイスでした!
空調服選びで失敗しないためのポイント
空調服を購入する前に、失敗しない選び方についてもしっかり確認しておきましょう。
空調服のタイプや素材以外に確認すべきポイントを3点解説します。
使用環境に応じて選ぶ
空調服は「高性能=正解」とは限りません。
直射日光が強く風通しの悪い屋外作業では、高出力・大風量の空調服が必要になります。
しかし、空調が効いた屋内作業で使う場合、高出力モデルはオーバースペックになることも。
ファン音がうるさかったり、バッテリーが重くて作業の妨げになったりすることもあります。
使用する場所や仕事内容を踏まえ、必要十分なスペックを見極めることが、満足度の高い空調服選びのコツです。
涼しさを得るのに最適なサイズ
空調服の効果を最大限に引き出すには、少しゆとりのあるサイズ選びが重要です。
体にピッタリすぎると、風の通り道が確保できず、ファンの風が十分に行き渡りません。
一方で、大きすぎると空気が逃げてしまい、冷却効果が薄れてしまいます。
メーカーによってもサイズ感が微妙に異なるため、普段よりワンサイズ上を選ぶ人もいれば、推奨サイズ通りでぴったりというケースも。
試着が難しい場合は、口コミやサイズ表をよく確認して選ぶと失敗を防げます。
空調服のサイズ選びに関する記事はこちら
バッテリーやファンの互換性にも注意
空調服を構成するウェア・ファン・バッテリーは、それぞれの互換性が非常に重要です。
メーカーごとに規格が異なるため、見た目が似ていても組み合わせによっては正しく動作しないケースがあります。
「ファンは動くけれど出力が出ない」「コネクタが合わない」といったトラブルは少なくありません。
買い替えを検討している場合、バッテリーとファンは同じブランド内で揃えるのが基本です。
異なるメーカーの組み合わせを検討する際は、互換性情報を事前にしっかり確認しておきましょう。
空調服の互換性に関する記事はこちら
最強の空調服・ファン付き作業服の組み合わせ
これまで紹介してきた条件をクリアする、今年最強の空調服・ファン付き作業服の組み合わせはこちら!
バートル エアークラフト アームハイバック デバイスセット
](https://www.uniformnext.com/upload/fileupload/orange/work/item/03-ac2031set_1.jpg)
 セット内容](https://www.uniformnext.com/upload/fileupload/orange/work/item/03-ac2031set_1_1.jpg)
最大出力24V!最大風量105L!

2025年発売のバートル・エアークラフトのバッテリー&ファンユニットは、今まで以上に進化!
最強の涼しさとも言える、最大105リットルもの風を実現。
想像を超えるハイパワーな風量

新型デバイスの最大の特徴は最大105リットルの圧倒的な風量。
手のひらに置いて稼働させると、ぴったりとくっついてしまうくらいのパワーがあります。
近年の猛暑で風が生ぬるく感じてしまうときも、この風と勢いがあれば、汗を冷やすメカニズムで今まで以上に涼しさを感じることができるのではないでしょうか。

驚きの価格設定!最高のコスパ
空調服やファン付き作業着を買い替える際に気になるのは、やはり価格設定。
機能性が良くなるにつれて、例年価格も上昇していました。
しかし、今年のバートルエアークラフトのバッテリー&ファンは予想できない価格設定に…!

毎日使うのが楽しくなるデザイン性

バートル・エアークラフトの最大の特徴はそのデザイン性。
ウェアだけでなく、バッテリーやファンユニットもそのかっこよさがあります。
2025年モデルは、バッテリーにエアークラフトのロゴが大きくデザインされ、カラーは3色。
ファンユニットは、ベーシックな黒に加え、限定カラー4色も発売。ウェアの色と合わせてコーディネートを考えるのも楽しいカラーバリエーションとなっています。
上部ファンで脇・首を強力に冷やす!

ウェアの上部にファンがあることで、汗をかきやすい脇や首、背中へダイレクトに風が流れます。気化熱で涼しさを感じやすくなるため猛暑にも最適です。もちろん、体の前面部分にもほどよく風が流れる設計になっているので、ウェア全体に風が循環し、効率的に体を冷やします。
そのため、今までの腰部分にファンがついていた場合よりも、涼しさを感じられるのです。
上部ファンは現場作業にも最適
従来の腰ファンタイプの空調服では、背もたれにファンが当たってしまったり、道具を入れる腰袋を付けた際に干渉してしまうなど、不便な場面も見られました。
上部にファンがあることで、それらを解消、軽減することにも成功しています。

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エアークラフト ハイバック 長袖ブルゾン 03-AC2031

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空調服と合わせて使いたい暑さ対策グッズ
もっと直接的な涼しさを感じたい、真夏でも効果的に体を冷やしたい人は、空調服と他の暑さ対策グッズを組み合わせるのがおすすめです。
暑さ対策グッズはそれ単体でも効果がありますが、空調服と組み合わせることでより高い効果アップが期待できるものもあります。
ぜひ次に紹介するアイテムとの併用を検討してみてください。
接触冷感インナー

冷感インナーは汗を素早く吸収・乾燥させ、肌に触れたときのひんやり感を持続させるため、空調服の風が直接インナーに当たることでより高い冷却効果が得られます。
さらに、抗菌防臭加工のあるインナーなら、長時間の作業でもニオイを気にせず快適に過ごせます。
薄手でストレッチ性のあるものを選ぶと、空調服の下でもごわつかず快適です。
空調服にぴったりのインナーは、こちらの記事で詳しく紹介しているので、興味のある人はぜひご覧ください。
接触冷感インナーに関する記事はこちら
冷却スプレー・保冷剤
即効性を求めるなら冷却スプレーや保冷剤の使用が有効です。
冷却スプレーは作業前や休憩時に衣類に吹きかけることで、体感温度を下げる効果が期待できます。
また、最近では保冷剤を専用ポケットに入れて使える空調服が増えており、冷気と風のダブル効果で真夏の過酷な環境でも快適性を保てます。
アイスベスト・ネッククーラー

首や脇などの太い血管を冷やすことで、効率よく体温を下げられるのがアイスベストやネッククーラーの強みです。
空調服と併用することで、風による表面冷却と深部体温の冷却を同時に行い、熱中症予防効果が格段にアップします。
アイスベストの詳しい機能や使い方は、ぜひこちら記事を参考にしてみてくださいね。
アイスベストに関する記事はこちら
まとめ
空調服の快適さは、スペックの高さだけで決まるものではありません。
使用環境や作業内容、体格に合った選び方をすることで、涼しさを実感しやすくなります。
高出力や大風量にこだわりすぎず、サイズ感やデバイスの互換性、インナーとの組み合わせまで含めて考えることが大切です。
今回ご紹介しましたポイントを参考に、ご自分の作業環境に合った空調服を選んでみてください。
この記事を監修してくれたユニフォーム博士
![]() | 岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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