作業服は比較的、サイズ展開が豊富な商品が多く、SSサイズから5Lサイズまでといった感じで、幅広いサイズの中から自分にあった大きさを選ぶことができるようになっています。
ただし、選べるサイズが多くなると、どうしてもサイズ選びが難しくなってしまうようで、当店にはよく「作業服のサイズ選び」に関するご質問をいただきます。確かに、
LサイズとLLサイズ?
3Lサイズと4Lサイズ?
のように、ワンサイズの微妙な違いがあると、どちらを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、作業服のサイズ選び、測り方、目安についてお答えします。
作業服サイズに関するよくあるご質問
Q.仕上がり寸法とヌード寸法の違いについて教えて下さい。
Q.サイズ表に書かれている採寸部位の、測り方を教えて下さい。
Q.各サイズの目安の大きさを教えて下さい。
Q.商品によってサイズ感に違いはあるのでしょうか。
Q.採寸するのが手間で面倒です。どうしても採寸は必要でしょうか。
Q.仕上がり寸法とヌード寸法の違いについて教えて下さい
A.仕上がり寸法とは、商品の実際の寸法。ヌード寸法とは、着る人の身体のサイズで表した寸法のことです。
作業服のサイズ表記には、仕上がり寸法とヌード寸法の2種類があります。ほとんどの場合は、商品の実際の寸法=仕上がり寸法が使われていますが、まれにヌード寸法でサイズ表記されている場合がありますので、作業服を選ぶ際には、サイズがどちらの表記方法になっているのかを、事前にしっかり確認しておきましょう。
ちなみに、仕上がり寸法で表記されている作業服のサイズを選ぶ場合には、すでに持っている他の作業服やジャケットの寸法を測って、それを目安にすると良いでしょう。サイズが合っていて着やすいと思う服の寸法が分かれば、それに近いものを選ぶことで、サイズ選びの失敗を防ぐことができますよ。
Q.サイズ表に書かれている採寸部位の、測り方を教えて下さい
A.肩幅、胸囲、袖丈、着丈、袖幅。それぞれの測り方は、以下の通りです。
1.肩幅の測り方
左右肩先の縫い目にメジャーの端を合わせ、もう片方の肩先の縫い目に合わせて測ります。※肩パットが入ったものは、実際の肩幅よりも着用時に狭く感じられることがあります。
2.胸囲の測り方
ボタンやファスナーがある場合は、それらを閉じた状態で測ります。袖の付け根のところにメジャーの始点を置き、水平にまっすぐ伸ばし、片方の袖の付け根部分までを測ります。この部分を測った数値✕2が実寸サイズになります。身幅と書かれている場合には、こちらの数値そのまま(バストの2分の1の値)を指します。※測り方やデザインの関係で、計測した値に誤差が生じる場合があります。
3.袖丈の測り方
身頃と袖の縫い付け部分、肩先の縫い目を始点にして、まっすぐとメジャーを伸ばし、袖口までを測ります。
4.着丈の測り方
襟がついているデザインのものは、襟の付け根(後ろ)の縫い合わせ部分の中央を始点とし、裾に対して垂直にメジャーを伸ばして、裾先までを測ります。
襟がついていないデザインのものは、後ろの付け根中央部分を始点にして測ります。
5.裾幅の測り方
ボタンやファスナーがある場合は、それらを閉じた状態で測ります。平置きにしたときの裾の端から端までを水平にメジャーを伸ばして測ります。この値の✕2が「裾まわり」になります。
実際に測ったこれらの数値を、商品のサイズ表に記載してある数値と比べてみて、だいたい同じくらいか、若干大きいものを選ぶようにすると、作業服のサイズ選びに失敗することはありませんよ。
Q.各サイズの目安の大きさを教えて下さい
A.下記を目安にお考え下さい。
サイズ記号 | 胸囲(cm) | 胴囲(cm) | 身長(cm) |
S | 82~90 | 69~77 | 160~170 |
M | 88~96 | 75~83 | 165~175 |
L | 94~102 | 81~89 | 170~180 |
LL(※XL、2L) | 100~108 | 87~95 | 175~185 |
3L(※EL) | 106~114 | 96~104 | 175~185 |
4L | 112~120 | 102~110 | 175~185 |
5L | 118~126 | 108~116 | 175~185 |
※メーカーによって、サイズ表記が異なる場合があります。
作業服によっては、各部位の細かな仕上がり寸法が書かれておらず、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズといたかたちでのみ、サイズ表記されているものも中にはあります。その場合は、ご自身のヌード寸法(身長、胸囲、胴囲)を測って、この表を参考に選んでみて下さい。
よく見ると、LLサイズから上のサイズは、身長は同じでも、胸囲や胴囲の大きさが違っています。痩せ型の人、がっちり体型の人、太めの人など、LLサイズ以上の場合は、胸囲や胴囲を目安にすることで、失敗しないサイズ選びに繋がりますよ。
ヌード寸法の測り方については、下の記事で詳しく紹介していますので、そちらも参考にしてみて下さい。
Q.商品によってサイズ感に違いはあるのでしょうか
A.同じサイズでも、商品によって、サイズ感やシルエットに違いがあります。
作業服は、商品によって微妙にサイズ感が異なります。これは主に、生地に使われている素材の特徴によって変わる『着心地』の部分に、左右されるものです。柔らかく、伸びやすい生地の作業服と、固くハリのある生地の作業服とでは、同じサイズでもサイズ感が違ってくるのはそのせいです。
また、同じサイズでも、シルエットが細く見えるように作られている作業服もあります。そういった作業服は、スタイリッシュに着ることができるよう、デザイン性にもこだわって作られており、最近のトレンドになっています。商品紹介で「細身のシルエット」といった特徴がうたわれていますので、実際の仕上がり寸法と合わせて、サイズ感の目安にすると良いでしょう。
細身で人気の作業服は、実際にどれくらいストレッチが効くのかを比較してみました。こちらの記事も参考にしてみて下さい。
>>人気のストレッチ作業服、実際どれくらい伸びるのか比較してみた!
Q.採寸するのが手間で面倒です。どうしても採寸は必要でしょうか
A.失敗しないサイズ選びのためにも、購入前の採寸をおすすめします。
作業服は、動きやすさや作業のしやすさが重要です。普段着と同じサイズを選んでも、商品によっては、ワンサイズ上の大きさを選んだほうが良い場合も、中にはあります。失敗しないサイズ選びのためにも、購入前に採寸することをおすすめします。
それでも、持っている他の服の仕上がり寸法を細かく測ったり、胸囲や胴囲をいちいち測ったりするのが、手間で面倒だと感じる方も多いでしょう。会社でまとめて作業服の購入を検討されていたりする場合などは、採寸する人数が多くて更に大変なはず。
そこで当店、ワークユニフォームでは、作業服の無料サンプル貸し出しサービスを実施しています。購入する前に実際に試着をして、サイズ感をしっかり確認してからご購入できますので、作業服のサイズ選びに失敗する心配はありません。
上下合わせて最大6点まで無料でサンプル貸出できますので、サイズ違いで取り寄せて、その中から自分に合うサイズを選ぶことが可能です。もちろん、違うメーカーの作業服や作業ズボンなど、商品の組み合わせは自由ですよ。
作業服の無料サンプル貸し出しは、法人様限定のサービスとなっております。会社でまとめて作業服を検討したいけど、全員分いちいち採寸するのが面倒と感じている方。試着してサイズ感をしっかり確かめた上で購入したいという方は、ぜひお試し下さい!
実際に試着してサイズ感を確かめることができるので、細かい採寸をしなくても、サイズ選びに失敗することはありません。
無料サンプル貸し出しサービスをご活用ください!
さいごに
作業服のサイズ選び、測り方、目安はお分かりいただけましたでしょうか。
サイズ選びに失敗しないためには、購入する前にしっかりと採寸する。
会社でまとめて作業服の購入をご検討の場合は、無料サンプル貸し出しサービスをご活用ください!
作業服を実際に導入していただいたお客様に、インタビューしたこちらの記事も、作業服のサイズ選びにお役に立ちます!
>>世界トップレベルの技術。繊維のプロが選んだ作業服とは…?
written by ユニネク制作チーム 松浦 一郎&徳田 悠祐
実際の測り方については、次の項目で解説していますので、そちらを参考にどうぞ。