こんにちは!
ジャンパーアドバイザーの徳田です。
突然ですが、あなたはジャンパーを購入するとき、どのように選んでいますか。
ジャンパーをネットで調べるとヒットする情報が多すぎますよね。
「ジャンパー 激安 名入れ」の検索順位で上のほうから、やみくもに選んでいませんか。
安さ、名入れ加工できるかどうかで選ばれがちな商品ですが、はたして選んだジャンパーが使いみちに合っているのか、だれも教えてくれませんよね。
1、ジャンパーについて ~ジャンパー?ブルゾン?~
みなさんは、ジャンパーとブルゾンの違いについて疑問に感じたことはありませんか。
商品を選んでいると、似たような上着丈の形なのに「イベントブルゾン」、「スタッフジャンパー」など呼び名が異なるジャンパーとブルゾン。
よくお客様からも質問される内容です。
かつて日本ではファッション性が高いおしゃれなものをブルゾンと呼び、そうでないものをジャンパーと呼ぶ傾向にありました。
ただ最近ではおしゃれなジャンパーも多く、違いも年々あいまいになってきています。
ブルゾンちえみもどちらかといえば、本来ジャンパーちえみのような気が…。
今では、どちらも同じ意味でつかわれています。

ジャンパー・ブルゾンの違いは気にしなくてもいいんです。
2、スタッフジャンパーの用途
スタッフジャンパーは、おもな使いみちによって3つに分けられます。
①ユニフォームとして年間通して使用する「ユニフォーム用」
②イベント催しなどでスタッフが使用する「イベント用」
③寒さ対策で使用する「防寒用」
それぞれ使いみちによって、選ぶときに重視する点が異なってきます。
けっして価格だけで選んではいけませんよ。
それでは、選ぶときにプロが気をつける点をみていきましょう。
ユニフォーム用
作業着の代わりや、営業やオフィスでの制服として長期間つかわれるスタッフジャンパー。
気をつける点は、
長く使える耐久性、作業の邪魔にならない動きやすさ、みんなで揃えるためにサイズ展開、大量注文可能かどうかです。
またみなさん忘れがちでもっとも重要な点が、期間があいても追加注文可能かどうかの観点です。
安さやおしゃれなだけでファストファッションから購入し、後から入った新卒や中途社員には違うのを用意した、と笑えない話を仕事柄よく耳にします。
ユニフォーム用は『耐久性・動きやすさ・豊富なサイズ展開・大量注文・追加注文』の軸で選んでみてください。
✓ 耐久性
✓ 動きやすさ
✓ 豊富なサイズ展開
✓ 大量注文
✓ 追加注文

ユニフォームとして使用するなら、いつでも追加注文ができるユニフォーム専門店での購入がおすすめです。
イベント用
イベント・催事で短期間つかわれるスタッフジャンパー
気をつける点は、
イベント企画のイメージにあったカラー展開があり、みんなで揃えるために大量注文ができ、リーズナブルな価格かどうかです。
イベント用は『豊富なカラー展開・大量注文・リーズナブル』の軸で選んでみてください。
✓ 豊富なカラー展開
✓ 大量注文
✓ リーズナブル
防寒用
防寒対策としてつかわれる軽防寒スタッフジャンパー
気をつける点は、
防寒着としての防寒機能(保温性)はもちろん、屋外で作業するひとは防水撥水機能。
みんなで揃えるためにサイズ展開、大量注文可能かどうか。
また、期間があいても追加注文可能かどうかも大切です。
防寒用は『防寒機能(保温性)・防水撥水機能・豊富なサイズ展開・大量注文・追加注文』の軸で選んでみてください。
✓ 防寒機能(保温性)
✓ 防水撥水機能
✓ 豊富なサイズ展開
✓ 大量注文
✓ 追加注文

スタッフジャンパーは、使いみちごとに気にすべき点があります。そこを気にして選べば、間違いないですよ
3、名入れ加工の注意点
スタッフジャンパーにオリジナルのロゴや名入れを施すことは、一体感を高めるのにとても効果的で、ユニフォーム効果も期待できます。
(※ユニフォーム効果とは、着ている服装がもつイメージ・期待に合わせて意識・行動が変化すること)
実はあまり知られていないのですが、ロゴ・名入れ加工にはいくつかの種類があり、種類ごとに得意不得意があるのですよ。
用途にはどの加工が合うのか、メリット・デメリットをみてから選んでみてくださいね。
刺繍
商品の生地に種々の糸を用い、ロゴや文字を縫いつけます。
- メリット
- ・1枚から対応可能
・耐久性がある
・高級感がある
・洗濯に強い - デメリット
- ・小さなデザイン、複雑なデザインはつぶれてみえる
転写プリント
印刷したロゴや文字シートを熱で圧着してプリントします。
- メリット
- ・1枚から対応可能
・カラフルな色が使用可能 - デメリット
- ・乾燥機は利用できない
・洗濯時には洗剤と柔軟剤に注意が必要
・細い文字やデザインによってはフチがつく
シルクプリント
1色ごとに版を作り、その上からインクを刷り込み、版画のように直接プリントします。
- メリット
- ・枚数が多ければ多いほど割安
・耐久性がある
・洗濯に強い - デメリット
- ・10枚以上からの対応になる
・初回に版代が別途かかる
・色が増えれば増えるほど割高
・裏地があるのは不可
もっと詳しく知りたい場合は、こちらの【刺しゅう・プリント・名入れ・裾直しについて】のページをご覧ください。
ロゴ・名入れ加工は、商品の生地やデザインによって対応できない場合もあります。
また加工する場所によっても、対応が出来ない場所もございますので、分からない場合は是非ともプロにご相談くださいね。

名入れ加工の種類にはどれにもメリット・デメリットがあります。スタッフジャンパーには刺繍をオススメします。
4、ジャンパーのお手入れ方法
みなさんは、ジャンパーを普段着と同じ洗濯機&洗剤で一緒に洗っていませんか。
ジャンパーは水をはじく生地が多いため、水に強く、洗えばヨゴレも簡単に落ちると思われがちです。
しかし、実は家庭用洗剤で多くつかわれているアルカリ性洗剤との相性がイマイチなのです。
アルカリ性洗剤によって生地を傷め、ジャンパー本来の機能を損なうこともあるのですよ。
まずはジャンパーの洗濯表示記号タグを確認してみてください。
洗濯タグは、洗うときに注意してほしいことをわかりやすく記号化したものです。
作ったメーカーが指定する洗濯方法とNG事項が書いてあるので、
表示どおりにお手入れすれば、なるべく長く本来の機能を保てます。
ここで大事なポイント!
洗濯タグは商品向けで、ロゴ・名入れ部分にはあてはまりません。
そこで、ここからはロゴ・名入れ部分のお手入れ時の注意点をみていきますね。
刺繍は、きつく縫いつけられているので商品の洗濯指示と同じで全く問題ありません。
問題は転写・シルクプリントです。
近年、柔軟剤・洗剤の種類が多様化しているため、転写・シルクプリントは柔軟剤・洗剤の成分によっては剥がれる可能性があります。
「なんでも落としたい洗剤 VS 剥がされたくないプリント」
ヨゴレを落とす洗浄力が高まれば高まるほど、商品に圧着している名入れ加工まで剥がしてしまうのです。
われわれユニフォーム業界にとっては、永遠の悩みのタネです。

まずは洗濯タグを確認してくださいね。刺繍でロゴ・名入れしたものは問題ありませんが、転写・シルクプリントしたものは注意が必要です。
5、おすすめスタッフジャンパー7選
1、ユニフォーム用
ユニフォームとして年間通して使用するスタッフジャンパーなので、
選ぶときに気をつける点は、
耐久性・動きやすさ・豊富なサイズ展開・大量注文・追加注文でしたね。
野外でもタフにつかえるスタッフジャンパー
リップストップウインドブレーカージャンパー(08-8436)
価格:2,916円~
防風・撥水性に優れ、屋外でもタフにつかえる。首まわりはやわらかい素材なので長期間の着用でも違和感なし。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
スポーツテイストでポータブル仕様のスタッフジャンパー
ポータブル長袖ジャケット(01-81230)
価格:2,700円~
コンパクトで持ち運びに便利なスタッフジャンパー。内ポケットと左袖にもポケットが付いているのは嬉しい。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
2、イベント用
イベント用は、イベントなどで使用するスタッフジャンパーなので、
選ぶときに気をつける点は、
豊富なカラー展開・大量注文・リーズナブルでした。
17色から選べてお得なスタッフジャンパー
イベントブルゾン[スタッフジャンパー](34-MJ0063)
価格:994円
豊富なカラー展開。裾脇ゴムですっきりしているのでサイズは普段よりも1、2サイズ大きめが理想的。低価格なのも嬉しい。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
爽やかな着ごこちのスタッフジャンパー
裏メッシュスタッフブルゾン[男女兼用](61-2663)
価格:2,106~円
消臭ネーム付きなので、みんなで着回しするイベントには最適な一品。総裏メッシュでさわやかな着心地。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
3、防寒用
防寒用は、寒さ対策で使用するスタッフジャンパーなので、
選ぶときに気をつける点は、
防寒機能(保温性)・防水撥水機能・豊富なサイズ展開・大量注文、追加注文に対応可能でしたね。
軽いのにしっかりあたたかいスタッフブルゾン
防風ストレッチ軽量防寒ブルゾン(03-7410)
価格:3,510円~
軽くて動きやすいフリーストレッチ素材。ユニセックス商品だが、SS・Sサイズは女性が美しく着こなせるレディースシルエット対応。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
動きやすさを追求したスタッフブルゾン
カルゼ軽防寒ブルゾン[ライトアウター](02-162)
価格:3,510円~
軽くて羽織りやすいスタッフジャンパー。蓄熱保温素材をつかっているので体温を外に逃さず暖かい。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
マットな生地がかっこいいスタッフジャンパー
Jawinマルチストレッチ防寒ジャンパー[新庄モデル](01-58400)
価格:5,292円~
かっこよさ&暖かさを重視するなら迷わずコレ。動きやすく、裏フリース素材なので着心地抜群。
※価格は2018年11月8日現在の情報を引用しています。
おわりに
いかがでしたか?
最近はおしゃれで安いスタッフジャンパーも多いですが、使いみちによっては耐久性、保温性、期間があいても追加注文できるかなど、それぞれの用途に合った視点でスタッフジャンパーを選んでみてくださいね。
この文章を読んでくれたひとが、素敵な一品に出会えることを信じています。
では、またお会いしましょう。
今回ご紹介できなかったおすすめスタッフジャンパーは、まだまだあります。
こちらの【スタッフジャンパー】のページを是非ご覧ください。
written by ユニネク制作チーム 阿津川 雄司
この記事を監修してくれたユニフォーム博士
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岩田 百志(いわた もとし) ユニフォームを販売して20年。 豊富な商品知識から、商品の特徴(素材・デザイン・機能面)を瞬時に判断し、お客様に最適なユニフォームを提供するユニフォームコンシェルジュ。 現在では、後身の指導にアドバイザリーとしても尽力。 |
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いろいろな使いみちのあるジャンパーですが、用途ごとに選ぶときに気をつけていただきたい情報を今回プロ目線でまとめてみました。是非とも選ぶときの参考にしてみてくださいね。