社員が自分たちで制服をつくる。ユニフォーム委員会で生まれる会社への想いとは?

トップダウンや特定の部署によってすすめられることの多いユニフォーム選び。
そんな従来のやり方に変わり、ユニフォームネクストではユニフォーム選定委員会という取り組みを提案しています。
今回、この取り組みを含め、弊社でユニフォームをご購入いただいたジャパンポリマーク株式会社様に、インタビューさせていただきました。

ユニフォーム選定委員会とは:

会社のユニフォームを新しくする際の社内取り組みとして提案しているユニフォームネクストの独自サービス。階層や所属の枠を越えたメンバーによって編成された部門横断型のチームでユニフォーム選びをすすめていくというもの。

取材させていただいたお客様

新しい制服姿のスタッフの皆様
ジャパンポリマーク株式会社の皆様

お客様プロフィール
  • お客様名:ジャパンポリマーク株式会社
  • URL:https://www.polymark.co.jp/
  • 業種:熱転写ラベルの製造・販売/熱転写機器の製造・販売
  • 従業員数:135名
  • アイテム種類:作業着ブルゾン、シャツ、ワークパンツ、エプロン、キャップ
  • (2024年8月現在)

    新しいユニフォームについて

    ジャパンポリマーク様の新制服
    導入された新しい制服


    ーユニフォーム選定委員会に取り組んでみようと思ったきっかけを教えてください

    昨今の働き方改革だとか、多様な働き方が求められる社会、そして相変わらず製造業を嫌う若い人たちが一定数いて、これから益々人材確保が難しくなっていく、そんな中でわれわれ企業が生き残っていくにはどうしたら良いのか、そう考えたときにこれまでの考えでは恐らくそこには社員は残らないだろうという思いがありました。

    会社が儲からないと給料を上げられない、働く環境も変えられない、だから利益を出さないといけない、これまでは出発点がどうしても、「会社を」とか、「利益を」になっていました。
    もちろんそれまでも人が大事とわかっていて、口でも言ってはいましたが、実際にはそうはなっていなかったと思います。

    その考えを大きく逆転させたんです。
    「会社が」とか、「利益が」ではなく、社員が残ってくれる会社にするにはどうしたら良いか、社員一人ひとりが達成感とか存在感、やりがいをもって働いてくれるにはどうしたら良いか。
    社員が頑張ってくれることによって結果的に会社の業績が上がっていく、という考えです。
    例えば、会社の休みを増やすこともそうで、これまでの考え方だと、休みを増やすことでトータルの生産時間が減って生産量が落ちてしまう。だから休みを多く与えることは会社にとってはマイナスだということになります。

    ジャパンポリマーク様のユニフォーム選定委員会のメンバー
    ユニフォーム選定委員の皆様


    でも社員を起点に考えると、休みが増えることによってメリハリが出てより集中して中身の濃い働き方に変わる。ならば休みを増やしましょう、という感じで今は実施しています。まだ段階的にですけどね。
    それによって、会社もちゃんと自分たちのことを思ってくれているんだなというのが伝われば、もっと頑張ろうとかそういう原動力にも繋がると思うんです。
    そういう気持ちになると、前向きなアイディアだったり会社に対して何ができるだろうみたいな感じで、より主体性を持って取り組んでくれるようになったり。

    今回のユニフォームの話もまさにそれですよね。
    そういう提案を持ってきてくれたので、じゃあユニフォームネクストさんにお願いしてやってみましょうと。そんな感じです。


    ー実際に取り組んでみていかがでしたか。

    ユニフォーム選定委員会のメンバー
    試行錯誤を繰り返したユニフォーム選定


    これまでのように、会社がユニフォームを決めてはいこれを着てくださいねっていうやり方だと、必ずそこには「えーこれを着るの?」みたいな感じで反対意見を言う人はいます。
    ただそれは、今回のように必ず喜んでくれるだろうと皆で一生懸命に考えて決めたユニフォームだったとしても、絶対にゼロにはならないんですよね。
    100人いたら100人全員が100%喜んでくれることはまずない。
    どんなに考えて決めたものでも反対というか意見する人はいるものです。

    でもそこで諦めたり、やる気をなくすのではなく、100点は取れないけれどもじゃあどうすれば会社全体にとってより良い選択ができるかを皆で考えて納得しながらすすめていく、そういうプロセスがすごく重要だと思うんです。
    より自分事として会社を考えるというか。
    そういうことを実際に体験してもらえたことが私はすごく良かったんじゃないかなと。

    会社のことを社員自らが考えて決める、今回はユニフォームでしたがそういう経験ができたことは大変だったと思いますがすごく良かったですね。
    新しいユニフォームにはコストがかかりますが、社員の経験とか会社への思いとかそういう意味で言うとそのコストなんて一瞬で、高い安いでは測れないものですよね。

    ー新しいユニフォームはいかがですか。

    新しい制服に入っているロゴマーク
    新しい制服に入っているロゴマーク
    帽子と袖に入れた社名は目立ちすぎずそのまま外出しやすい


    マークを通じてユニフォームに長年関わってきた仕事柄、やはり社名はユニフォームに大きく入れるべきだろうみたいな考えに、会社側が決めようとするとどうしてもそういう考えになっていたと思いますが、今回はデザイン性も社員目線で重視するということで、今までのイメージとは違うものができたのは良かったですね。
    おかげで、ユニフォームを着ていてもお店に入りやすくなって良いという話が出てましたね(笑)。

    (襟の部分が改善されて)前よりもだいぶ涼しくなりましたし、コーディネートする楽しみも増えました。
    これまではいかにも工場の人という感じでしたが、新しいユニフォームは年配の社員でもかっこよく見えるので好評です。
    アンケートで書いた自分たちの意見が反映されて喜んでいる人も多いと思います。


    ジャパンポリマークのスタッフ様


    あとは、ユニフォーム選定委員会に参加した社員同士の連携が良くなって普段の仕事でも良い効果が出ている、という話も聞いています。
    今回の委員会で初めて話をしたという社員も結構いて。
    会社って縦の繋がりは作れるんですけど、横の繋がりが同世代だけでなく色んな垣根を越えて作るのはすごく難しくて、それができている会社は強いんだと思います。
    研修会とかそういう機会を会社が設けるというのもありますけど、皆が真剣に意見を出し合うという感じにはなかなかなれない。

    そんな中で、今までは会社が決めていたことを社員にやってもらう、皆で決めてもらうということをしていけば、横の繋がりを作ることができるんだなということが、今回の取り組みを通して分かりましたね。
    ユニフォームでそれができましたので、これからは会社のもっと色んなところでそういう動きを増やしていきたいですし、そういう意識を持ってくれる社員が増えていってくれるといいですね。
    会社のことは自分で決められるんだ、という意識ですね。

    ユニフォーム選定委員会のメンバーになって(アンケート)

    ユニフォーム選定に携わった皆様
    ユニフォームネクストのスタッフから選定委員の皆様にお渡しした表彰状

    Q.制服選定委員会メンバーとして、一番大変だったことは何ですか?

    • 社員全員が満足するような制服はできないと理解していても、やはりネガティブな意見が耳に入ると
      メンバーに辛い想いをさせてしまったこと。
    • 選定作業。たくさんの商品から価格のことも考慮して選ぶのが大変だった。
    • 制服に対して質問やクレーム対応。
    • 全体段取りをすること。
    • 素材、形、色、価格等で悩んだこと。
    • 部署毎にデザイン、機能性を考え効果を最大限に引き出す制服の選び方。

    Q.制服選定委員会メンバーになり、一番良かったことは何ですか?

    • メンバーが協力していろんなことをやり遂げたこと。
      また、採寸などで社員にハレの場を提供できたこと。
      あとは今日の撮影の雰囲気がとても良かった。
    • 違う部署のメンバーと協力してプロジェクトを行えたこと。
    • かっこ悪い制服からサヨナラ出来たこと。
    • 接点のなかった社員と話す機会ができた。
    • 自分たちで決めれたこと。
    • 採寸試着の時、和気あいあいで社員が楽しそうにしていたこと。

    Q.メンバーで考えたものが出来上がり、みんなで着用したときの感想

    • 贈呈式で社長が笑顔で撮影してくれたのが嬉しかった。
      あとは、年配の人たちが若く見えて良かった。
    • 自分の頑張りで制服を変えることが出来たという達成感。
      社員の皆さんがかっこよく着こなしてくれて嬉しかった。
    • 皆で考えた甲斐があったと思った。
    • 会社の雰囲気が変わって良くなった。
    • マイナスな意見もある中で、意外と着用されている人が似合っていたこと。
    • オリジナリティ製品選定がまとまり嬉しかった。着用しお客様からイメージが良くなった。
    • 似合うよ!って言ってくださったのでモチベーションが上がり嬉しかった。

    ユニフォームネクストの対応について

    弊社スタッフとお客様
    制服変更の節目となるよう、ユニフォームネクストの担当スタッフより選定委員の皆様に表彰状をお渡し


    ー弊社の対応はいかがでしたか?

    参加したメンバーは大変な思いもたくさんしたと思いますが、これまで以上に会社のことを自分のこととして考えてくれるようになったと思いますし、会社側の姿勢みたいなところも分かってもらえる機会になったんじゃないかなと思います。

    正直、ユニフォームの商品自体はどこでだって買えるものです。
    オーダーメイドのユニフォームとかなら別ですが、多くの会社はそうではなく既製品の中から選んでそれを会社のユニフォームとして着用する。
    そんな中で、田中(※弊社の担当スタッフ)さんから、ユニフォームネクストさんの経営理念が「ワークライフをハッピーに!」というのをお聞きして、それを実際に提案の中でも、私たちの会社の社員一人ひとりのやりがいだったり会社に対する思いだったりを、私たちと一緒になって本気で考えてくれて、今回の取り組みも最後まで伴走してくれました。

    社員を幸せにしたいとか、会社を元気にしたいとか、そういう部分でしっかりと我々と向き合って本気で対話することができる会社なんだなということが分かりましたし、それは非常にありがたかったですね。
    福井は今すごく注目が集まっているしチャンスの時だと思いますので、田中さんにはもっと頑張ってもらって、福井から日本中の会社をどんどん元気に変えていって欲しいですね(笑)。

    担当スタッフ:田中 亜衣


    スタッフ田中

    機能面の改善だけでなく、地域・社内・取引先様から「どう見られたいか?」を、委員会の皆様と時間をかけて話し合いました。
    常にメールで進捗を共有してもらい、涼しくおしゃれなユニフォームに決定!
    制服委員会は大変なプロジェクトですが、本当にやってよかった!楽しかった!というお客様の声を聞けたこと、素晴らしいチームワークを誇りに思います。
    また、こんな素敵な制服委員会が、納品してなんとなく終わってしまうのは寂しく、少しでも「自分がプロジェクトに携わってよかったと思ってほしい」という思いで、節目となるよう表彰状をお渡ししました。弊社に見学へ来てくださったときに、「ユニネクの表彰制度も良いですね」と褒めてもらったことを覚えていたので、お客様にも体験していただきたいと思い、会社の取り組みを活かすことができました!


    さいごに

    自分たちが着用するユニフォームを社員自らが選ぶことによって、様々なプラスの効果をもたらすことに成功されたお客様の事例、いかがでしたでしょうか。
    ユニフォームネクストでは、新しいユニフォーム導入を会社の課題解決のきっかけにしたいというお客様にも、きっとご満足いただけるご提案を差し上げます。

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    ユニフォーム入れ替えを検討中の皆様、ユニフォームのことはぜひユニフォームネクストにお任せください!

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    ■ユニフォームネクスト株式会社

    written by ユニネク制作チーム