こんにちは!ユニフォームネクスト制作チームの高畠です。
昨今、着心地のよさとお手入れの楽ちんさで人気の
「ニット素材の事務服」を知っていますか?
事務服の通販サイト オフィスユニフォームでも、ニット事務服がかなりの人気です。
実は、いち早くニット素材に注目し、
商品開発に乗り出した事務服メーカーが「セロリー」です。
事務服カタログ「Selery」では、これまで相武紗季さんや倉科カナさんといった人気女優さんをイメージモデルに抜擢!
女性が思わず欲しくなるニット素材の事務服を数多く開発してきました。
今回は、そのセロリーでデザイナーを務める、湯川夏美様にインタビューをおこないました!
お話の中で、セロリーイチオシのアイテムも紹介しています。
「気になっていたけど、まだ着たことがない!」という方は、
ぜひ今回を機に、ニット事務服にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ニットブームのはじまりは発売当初のニットを改良したこと
―なぜ、これまで事務服の概念にはなかった「ニット」に注目されたのでしょうか?
セロリーで最初のニット商品は、1970年代に登場しました。ポンチ素材のスモックです。
しかし、当時のニット素材は、
重い・型崩れする(伸びたまま戻らない)・毛玉ができる・引っ掛けが起きる・・・
などのクレームが多く、ヒット商品とはなりませんでした。
その後も弊社ではニット商品を企画し続け、ようやく耐久面でもユニフォームとして使用できる水準まで品質を向上することができ、それが現在のニットブームにつながったと思います。
また、素材のクオリティだけでなく、縫製・パターン・仕様面での工夫や技術においても、
1970年から続く歴史で蓄積された、弊社ならではのノウハウが活かされているのが、「セロリーのニット」です。
―ニット商品の「これはいける(勝負できる)!」と思ったポイントは何でしょうか?
セロリー初のニットユニフォームは、1972年に太宰被服有限会社(現:セロリー) の一人の営業マンがお客様の声を受け、
いち早く開発・製品化したことにはじまります。
その当時のお客様からは
「スカートの座りじわが気になる」
「ジャケットを着用しなければならないけど窮屈」
などのご要望をいただいており、そのご要望は現在でも変わることなく、事務服を着るお客様からはもっともよく聞くお声です。
シワがつきにくく、仕立て映えのする仕上がり。
カーディガンのような軽い着心地。
圧迫感が解消されるニット商品は、まさに働く女性たちのニーズと一致した素材なのです。
手間を惜しまない開発でニット市場を独占!
―ニット商品の開発の裏話があれば、ぜひお聞かせください。
実は、ニットは縫製が難しく、布帛の約2倍ほどの時間がかかり、工賃・人件費などに影響します。
それでも着る人のことを考えたら「ニットがいい」と、ユニフォーム業界でも先駆けてニット商品を企画し続けました。
商品が開発されるまでには、市場調査でたくさんの商品に触れるだけでなく、
セロリーオリジナルの技法で
「伸びて欲しいところは伸びる」「伸びて欲しくないところは伸びない(※)工夫」をし、商品の開発が進められました。
(※=長年着用するなかで型崩れしていくのを防ぐという意味)
―開発段階でネックになった点はなんでしょうか。また、それをどう解決しましたか?
発売当初、「ニット」といえば、
制服で「ニット?」と疑問に感じた方も多くいらっしゃいました。
また、制服として「ニット」を連想すると、まずは「耐久性」での不安があったようです。
そういう意見を踏まえて、販売当初から今まで、
ニットであれども「制服にとって最適なもの」という観点で開発をおこないました。
セロリーで開発したニット製品は、編みの組織や糸の改良と耐久試験を重ね、ニットながら「耐久性」にも自信ありです!
布帛商品(=ニットではない織りの素材)とニット商品では、はき心地はもちろん、体へのフィット感も違うため、パターンや仕様なども違ってきます。
50年間オフィスユニフォームを作り続けている経験と知識のノウハウを活かして、
細かなところまで気配りし、着心地と見た目が両立した制服を目指しています!
女性の悩みを解消するニット事務服
―ニット商品の企画段階で、「ここだけは譲れない」というこだわりはありましたか?
ニット素材はカジュアルなイメージを与えがちなので、
織地ライクな見た目で、かつフォーマル感を失わない印象・仕立て映えする適度なハリ感にこだわりました。
たとえば、適度な光沢感、ツイード調の杢感、ストライプの柄表現などで織地らしさをニットで表現しています。
型崩れや縫い代のごろつきを防止するために、伸び止め処理や適切な縫い代処理を施すなど、縫製の面でもこだわりがたくさんあります。
もちろん、ニットに見えない美しいシルエットの追求は欠かせません。
すべて、見た目のフォーマル感を保つことと、着用したときの耐久性を高めることへのこだわりです。
どんなコーディネートも自由に楽しめる!
―セロリー様が扱うニット事務服のなかで、今もっとも人気のあるニットアイテムをぜひ教えてください!
セロリーで人気のニットシリーズをご紹介します!
グロスニットシリーズ
シャープな印象のストライプ柄と、きちんと感があるのに実は”ウエストゴム”の機能が人気の理由。
89-24811 ジャケット
89-04141 ベスト
89-16561 タイトスカート
89-16571 Aラインスカート
89-50631 パンツ
プレミアムニットシリーズ
柄もののベストなどと合わせやすい無地ラインとして、幅広い業種・職種に支持されているニットシリーズ。
89-24850 ジャケット
89-16640 Aラインスカート
89-16650 フレアAラインスカート
89-16750 タイトスカート
89-50640 パンツ
ソリビアニットシリーズ
黒とグレーの2色展開で、ジャケット・ボトムで色をチェンジできるところも魅力のシリーズ。
89-24580 ジャケット
89-03840 ベスト
89-16150 Aラインスカート
89-16140 タイトスカート
89-50400 パンツ
中でもオススメの「グロスニット」については、販売当初からとても好評をいただき、
品切れの関係でお客様にお待ちいただくこともありましたね。
さまざまな年齢層の方に選んでいただきやすいネイビーストライプ、上品なツヤ感のあるニット素材も魅力的なポイントです。
ボトムに採用した「ゴムゴムウエスト」という仕様も人気の理由の1つです。
昼食後に座って仕事をするときって、ウエスト部分が苦しく気になりませんか?
「ゴムゴムウエスト」は、お腹へのストレスを軽減しつつ、「見た目も美しく」という点を重要なポイントとして開発しました。
―ニットアイテムのおすすめの着こなし方を教えてください。
弊社には、ジャケットやベスト、スカートといった定番アイテムだけでなく、ワンピースやオーバーブラウス商品もあります。
さまざまなアイテムにチャレンジできるのも、ニットを先駆けて開発したセロリーならではです。
豊富な商品数、ニットに見えない見た目にこだわっているセロリーのニットだからこそ、職種やシーンを選びません。
一番ニットの良さを実感できるのは肩周りを動かすジャケットですが、
座りじわに悩まされている方には、ぜひスカートもおすすめしたいです。
ボトムだけニット、ジャケットだけニットというコーディネートもできるし、
全身オールニットのスタイルも可能なので、自由な発想でセロリーのニットを着ていただきたいです。
一度着たらやめられない? ニット事務服の反響
―ニットの事務服を発売以降、着用されたお客様からの反応はどうでしたか?
「ジャケットの袖に手を通したときに不快感がなかった」
「これなら長時間着用しても肩がこらないかも!」
という意見をいただきます。
スカートの座りジワは他製品に比べて本当に少ないので、
アイロンなど毎日のお手入れの手間が軽減するという点でとても気に入っていただけますね。
お客様へ商品をプレゼンする際には、言葉で「ニット」について説明するよりも、実際に試着したほうが明らかによい反応をいただくので、
まずは実際に着て着心地を実感してもらうことも大切だと考えています。
毎日のアイロンに手間がかかるブラウスは、ニットならではのノーアイロン機能が好評で、実際に弊社社員も愛用しています!
今後の展開も楽しみな「セロリーのニット」
―今となっては、他社の事務服メーカーからも続々とニットアイテムが登場しています。「ここは負けない!」というセロリー様ならではのニットアイテムの強みはなんでしょう?
ニットについての研究を重ねた結果、
「形状をしっかり保つ」「見た目もきちんとした印象」を叶え、皆様に「長く・安心して着用いただけるユニフォーム」を実現しました。
耐久性はもちろん、ニットならではのよさを最大限に活かした生地の選定・デザイン・仕様で、着る方に喜んでいただける商品をこれからも作っていきたいと思っています。
―今後もニット製品はたくさんの要望があると思います。セロリー様の今後の展望をお聞かせください!
セロリーでの累計出荷点数も100 万点を突破しました。
セロリーブランドとしての品質を保ちつつ、次期商品に向けいろいろな仕掛けを現在検討中です。
これからもセロリーのニットは続々と登場しますので、注目していてください!
お楽しみに。
インタビューにご協力いただいたメーカー担当者様のご紹介
人物紹介:セロリー株式会社 東京支店 デザイナー 湯川夏美 様 セロリー株式会社で事務服のデザイナーを手がけている。代理店へ直接足を運び、新商品を販売する上でのポイントや製品の良さをデザインを通じて説明することで、販売側との連携もおこなっている。 |
(H30.11現在)
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written by ユニネクWEB制作チーム 高畠のぞみ